もっと求道者になるべき?

これまで散々エロ原稿を書いてきたが、こうして冷静にそのエロ行為を振り返ると「エロ行為というものはアホだな」と思ってしまう。あのね、普段の生活で「乳首を強く噛め」「尻を叩け」なんてことはあり得ない。

さらに、知らない女性の尻を触ろうものならば、それは痴漢で逮捕されるような案件である。そうしたことを密室の男女は嬉々としてやっているのだ。だからこそ僕はセックスという行為の神聖性を感じてしまうのである。

何しろ、互いに合意があれば、全裸になり「後は何をやってもいいよー」という話に互いに持って行くのだから。冒頭でSMとスカトロについて言及したが、僕にとっての珍しい性的嗜好については、ここで登場する果歩さんが最上位である。それはまだまだ性的な経験が少ないのではなかろうか……。もっと求道者にならねばならないのだろうか? といった問いかけをもたらす。

性においては「ノーマル」「アブノーマル」「変態」といった区分が存在する。さすがにラブホテルを大便まみれにするような嗜好は大迷惑だが、迷惑をかけない限りは個々人が自由にしていいのではなかろうか。

ちなみに果歩さんからは「子どもが生まれたよー」とメールが数年後に来た。そして「おっぱいを飲んでる時、ニノミヤさんのことをちょっと思い出すよー」と書いてくれた。そこで思い出してくれるとは、実に嬉しいではないか。

Text/中川淳一郎