レスを理由に別れたSちゃん

ミカコちゃんの知人女性Sちゃんの実体験をご紹介しましょう。Sちゃんは彼氏の部屋に転がり込むカタチで同棲をスタート、そして時は流れいつしか2人はセックスレスになっていました。

セックスが大好きなSちゃんにとってセックスレス状態は耐え難く、彼氏のことを嫌いになったわけじゃないけれども、「このまま結婚したら、一生セックスしない人生になってしまうかも」という懸念から断腸の思いで別れを告げました。

と、ここで問題発生です。彼氏の部屋から出て行こうにも、改めて1人で住む部屋を借りるための蓄えが無かったSちゃんは、お金が貯まるまで居候させてほしいと申し出ました。カレのほうも、先立つものが無いなら仕方ないと、居候を承諾。とは言え、形式上は別れているわけですから、Sちゃんはこれまで通りベッドではなく、リビングのソファで寝るようになりました。

と、ここで奇跡が起こったわけです。これまで同じベッドで寝ていても、全く手を出して来ず、Sちゃんから仕掛けてもスルーだったカレが、急にセックスを求めてくるようになったのです。

ベッドが別々になったことで

これって要するに、2人の関係性に「ベッドが別々になる」という大きな変化があったことが、セックスレスから脱却のキッカケになってくれたのでしょう。毎晩おんなじベッドで寝ていた関係性から、寝室とリビングに分かれたことで、もしかしたらカレのほうに「人肌恋しさ」みたいな感覚が甦ってくれたのかもしれませんね。

Sちゃんの成功例に則るならば、同棲しているカップルであれば寝室を分けることがセックスレス脱却のきっかけになってくれる可能性大。同棲していないカップルであれば、思い切って「いったん友達に戻ろう」という決断が起爆剤になってくれるかもしれません。だいぶ思い切った賭けになりますが、お試しあれ。

Text/菊池美佳子