論文によると…実はアナルプレイは人気/BETSY

話しにくいトピックだけど

友人やパートナーとセックスの話をするのが難しいと感じている人は多いですよね。話しにくいトピックとしては勃起の機能、自分の性癖、オナニーなどさまざまですが、中でもアナルの話は上位に入るんじゃないでしょうか。アナルプレイに興味があったとしても、場所が場所だけに「クンニしてほしい」よりも言いにくいですよね。

しかし、実際には女性の3分の1から半数は何らかの形でアナル刺激を経験しているらしく、「アナル刺激によって興奮が高まった」「快感を得られた」「より強いオーガズムを得られた」と言われています。

性別に関係なくアナル周辺には神経終末が密集しており、興奮やオーガズムの引き金になることがわかっています。女性の場合は体に埋まっているクリトリスの本体が腟口のあたりまで伸びていると言われており、人によってはそのおかげでアナル周辺で強い快感を得られるとも言われています。そう考えると、アナルは性生活のクオリティを高める大きなポイントかもしれません。

3000人以上の女性へ調査

さっきからアナルアナルと言っていますが、アナルプレイは男性器を挿入するアナルセックスばかりではありません。狭いアナルに太い男性器を無理して入れなくてもじゅうぶんに楽しむことができるんです。それを証明したのが、最近発表された“Women’s techniques for pleasure from anal touch: Results from a U.S. probability sample of women ages 18-93”という記事。

18~93歳までの3,000人以上のアメリカ人女性を対象に行われた調査によると、アナルプレイでは①アナル表面への刺激、②アナルへの挿入、③アナルと別の場所への同時刺激の3つが一般的な方法とされています。調査結果を一部紹介すると、

①アナル表面への刺激は、挿入することなく表面を撫でたり圧をかけたりすることで、40.3%の女性がこの刺激が気持ちいいと回答しています。

②アナルへの挿入は、指や男性器やラブグッズを中に挿入することで、34.6%の女性がこの刺激を好んでいます。

③アナルと別の場所への同時刺激は、アナルの表面刺激や挿入中に腟やクリトリスを同時に刺激することで、アナルへの刺激を好む女性のうち39.9%がこの同時刺激でより強い快感が得られると答えています。

これはアメリカでの調査であり日本で調査した場合にはどんな結果になるかわかりませんが、パートナーに自分から刺激してほしいと頼んだり周りの友人とアナルについて話をしたりしないだけで、密かにアナルでの快感を自覚している女性は多い気がしますね。