その後何百回もセックスをすることになる2歳年上の取引先社員・京子さんと初めてセックスをすることになるのは、出会ってから1年7ヶ月後で、サシ飲み及び休日のデートを60回はしたと思う。初めて手を握ったのは20回目ぐらいのときで、飲み屋を出て、「ニノミヤさん、酔っちゃったー♪」と京子さんが僕の手を握ってきたのだ。
以来、飲み屋を出るときは手を握るようになった。そして30回目ぐらいのサシ飲みの後、彼女は今度の土曜日、伊豆の温泉にドライブしようと言ってきた。「ニノミヤさんね、北川温泉(ほっかわおんせん)というところで、海岸に露天風呂があるの。混浴でタオルを巻かなくちゃいけないんだけど行かない?」
断る理由は一切ない。僕はその日を楽しみにし、その日は彼女が住む町田駅へ。そこにやってきたのはBMWの新車だった。「いい車ですね」と彼女に言った。初の休日デート、お互いウキウキとし、渋滞も気にならなかった。湯河原のイタリアンへ行った後、熱海を越え、一路北川温泉へ。
海岸にある温泉とは一体なんじゃ? と思っていたが、本当に海岸に温泉があった。同温泉街に宿泊している人は無料で入れ、外から来た客は600円の入浴料を払ったと思う。男女別れた更衣室で着替え、借りたバスタオルを彼女は胸から下に巻き、僕はハンドタオルを腰に巻いた。
「ねぇねぇ、ニノミヤさん、いいでしょ、ここ?」
「いいですね。こんなに海に近いところに温泉があるとは思いませんでした!」
かくして1時間ほど海を見ながら僕らは喋り続け、帰路についた。僕は当時東大駒場キャンパスの近くに住んでいたが、彼女はそこまで送って行ってくれるという。駒場キャンパスには門が6つあったが、そのうち一つの門は極端に人の出入りが少ない住宅街だった。
車を停めたところで「今日はありがとうございました」と言ったら「もう少し喋っておこう!」と京子さんは言った。そこから30分ほどしたところで、自然と我々はキスをした。初キスだったが、すでにディープキスから開始した。
僕は運転席の彼女に覆いかぶさり、キスをしながら胸を揉むと彼女は「ハァハァ」と喘ぎ始め、僕のアソコをジーンズの上から触った。そして僕は彼女のジーンズのボタンを外し、ジッパーを下ろし、下着の上から彼女のアソコを触った。下着はすでに湿っていた。
このように互いに少しずつ距離を詰めていく形で、続いて彼女は僕のアソコを生で直接触ってきた。僕も大量に透明液を出していた。彼女は指についたその液をなめて「すごく元気だね」と笑った。
こんな調子で20分ほど互いに触りあっていたのだが、幸いなことに誰も通らなかった。渋谷からこんなに近い場所なのに人通りがここまで少ない場所だったのか! この日、これ以上進むことはなかったが、休日デートの後は必ずこの場所でこの「寸止めプレイ」を楽しむ日々が始まった。
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