先日、高校からの友人と数年ぶりの再会をしました。彼女とは昔から何でも話せる仲で、会うたびにお互いの性的な話もしていました。これまでのパートナーとの性生活、性癖、脱毛で長いことパイパンにしていることも知っていて、何でも知っているつもりでした。でも、いつもと同じように下ネタで盛り上がっている時に、何かの流れで彼女が発した言葉に衝撃を受けたんです。
『私、潔癖気味で、ラブホテルダメなんだよね。シャワーを浴びないでセックスするのも無理。セックス前どころか外から家に帰ったらすぐシャワー浴びたいし、アソコの中まで洗いたくなる』
「待て待て待て!今何て言った?中まで洗う!?どういうこと?腟内にお湯入れて洗うってこと?」と驚いて聞くと『うん。お湯入れながら指でグルグルしてヌルヌルがなくなるまで洗うよ』と言うんです。ダメダメダメ!!中は洗っちゃダメーッ!
その子の股間事情はほぼ知っていると思っていたんですけど、意外と股間のケア事情までは知らないもんですね。友人とはいえ股間のケア事情を知っている方が珍しいのかもしれませんが……。
腟内にお湯を入れて洗う、しかも指を入れて中のヌルヌルがなくなるまで洗うなんて!もしかして、みなさんもそんな洗い方をしていませんか?友人の話を聞いて不安になってしまったので、ここでちょっとデリケートゾーンの洗い方をおさらいしておきましょう。
デリケートゾーンの洗い方おさらい
まず、腟内は洗いません。お湯を入れませんし、石鹸も使いません。おりものが出てくるから汚いと思っている人もいるかもしれませんが、その反対。腟内は自浄作用があって、常に清潔に保たれているんです。おりものは、不必要なものを腟の外に流し出すために出ていています。少し酸味のあるにおいがするのは、腟内の常在菌が正常に働いているせいで、健康な証拠です。腟内を洗いすぎることで常在菌のバランスが崩れて、雑菌が腟内に入って腟炎になることもあります。
反対に、外陰部にはおりものや皮脂などが混ざった汚れが残るので、ソープを使って優しく洗い流す必要があります。お湯で流すだけでは落ちにくいので、ソープの泡を手につけて、びらびら状になっている小陰唇横の溝に沿って指を滑らせ、クリトリスは包皮を引き上げて周囲をくるくる撫でて洗います。必ずしもデリケートゾーン専用のものを使わなければならないわけではありませんが、一般的なボディソープや石鹸では洗浄力が強すぎることもあるので、刺激を感じやすい人は専用のものを使ってください。
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