成長することの意味を知ることが大切!
―もしかしたら、今までそこまできっちりと関係を作ってこなかったのかもしれませんね。
優美:うん。お互いの住む世界が変わったことで、その人との人間関係までもが変わってしまうんだったらそういう関係だったのかな…。
そもそも、結婚しても、してなくても、一長一短なわけですよ。
結婚した友達から、「いつまでも自由で自分のやりたいことをやっているあなたが羨ましいよ」って言われることもあったりするわけでね。
私にしてみたら、結婚という安定が羨ましいってなるし。無いものねだりだよね。
結婚したらしたで、生活が縛られる部分もあるんだから、そこまで手放しで羨ましがる必要もないし。
羨ましく思う前に、自分が仕事しているんなら目の前のキャリアを上げていくとか、現実的に自分の成長を伸ばす努力をしたほうがいいんじゃないかな。
―ただ、こう思ってしまう時って自分にはもういいものが何も無いんじゃないかって思ってしまうんですよ…。
優美:それは分かる、なるよね(笑)。
ただ、相談者の彼女もまだ若いんだからそこまで心配する必要ないと思うんだけどな。
私は一回結婚しているから、また違った気持ちなんだけど、確かに私と同い年で結婚したことなかったら、そうなるのはわかるよ。
結婚して幸せになることって、すごくまっとうな感じがするじゃん。それが羨ましいわけでしょ。
でも、無理して付き合う必要はないとは言ったけど、落ち込むからって自分とは違う世界を完全に切り離すっていうのはだめだよ。 自分のフィールドだけで人付き合いをしていくと、今度は傷の舐め合いみたいになる。
そうすると、どんどん痛い女になっていっちゃうから。
私は、そういう痛い女になりたくないという意味でも、既婚者のお友達とも一緒にいたいと思ってる。
家庭を近くで見て、「幸せで良かったな~」って感じる自分を知ることで「うん、私も立派な大人になったな」とも思えるわけですよ(笑)。全部自分の成長の肥やしにしていっちゃえばいいんだよ。
―つまり、もしそこで「幸せでよかったね!」と思えてなかったら、自分の成長になっていないということですよね。
優美:まあ、そうかもしれないね(笑)。
「成長」できるということを知っても、まだ羨むような気持ちになってしまうんだったら、「成長」の意味をまだ実感できていないのかもしれない。
成長した人にしかわからないんだけど、成長して大人になるのってすごく楽しいわけ。
世界が広がるし、目線が変わってくるし。