Tetra Pak
前作『どうしても嫌いな人―すーちゃんの決心』にて、店長にまで上り詰めたカフェを辞めて、保育園の調理師として働きだした主人公のすーちゃん。働きはじめて5ヶ月が過ぎたすーちゃんは、37歳で独身、彼氏もいない身です。
すーちゃんは、仕事帰り「いつの間にか37歳。あと3年で40歳になるなんて」と自転車に乗りながら静かに考えます。昔、想像していた37歳とはどうも違う。結婚をして、お母さんになっていてもおかしくないのに‥‥‥。不満を持ちながらも、なにもしない毎日を過ごしていたある日、すーちゃんの前に“ときめき”が起こりました。カフェ時代にお客さんとして来ていた土田さんに偶然会ったすーちゃん。連絡先を渡されて‥‥‥。
本書は、30代のライフスタイルの違う女性たちの日常を描いた『すーちゃんシリーズ』の最新作です。2013年3月には柴咲コウが主演を務める『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』の映画化が決定している人気作品。
今まであまり恋愛には縁がなかったすーちゃん。久々のときめきに、いったいどんな行動をとるのでしょうか。
書名:『すーちゃんの恋』
著者:益田ミリ
発行:幻冬舎
価格:¥1,260(税込)
Text/Yuuko Ujiie