シンク下のエロDVDにある企み
そんなことを思い出したのは、先月末を持ってコンビニエンスストアでの成人雑誌の販売が終了したというニュースを耳にしたからです。
これから文字が読めるようになり、女性に性的な意味を読み取るようになるであろう幼い息子を持つ母の立場としては、コンビニにエロ本があるのは「相応しいことではない」と思うその一方で、物心ついた頃から、どうしようもなくエロスに惹かれてきた立場からすると、まるで自分の欲望を、「正しくなかった」と否定されたような気分もして、なんとも心かき乱される夏の終わり。
ところで、シンク下のボウルの間にエロDVDを隠すって、妻に見つかる前提で、「こういうのが好きなんだ」と気づいてもらい、あわよくば自分好みのセックスに寄せていきたいという旦那さんの企みだと疑っているのですが、どうですかね。
Text/大泉りか
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