じぇじぇー! こんにちは、はじめまして。
今回から、お局とOLの限りなく透明に近い境界線上を浮遊しているわたくし山田が、
気になるニュースやいま世間ではやっているものについて、なんの根拠もなく、妄想の上に成り立ったコラムを書かせていただくことになりました。
アムさんありがとうございます。
記念すべき初回に取り上げたいテーマ、勘のいい方は冒頭でお判りでしょう。
そう、「あまちゃん」です。
すごい評判ですね、あまちゃん。老若男女全層で人気です。でもそんなことはどーーーでもいいです。
周りからもかなり薦める声が多かったので、途中から軽い気持ちでみはじめてみたら、なんだかとっても引っかかることが多いんですよ。
それほど朝に向いているとも思えない。
でもみんなはすっごく面白い、とにかく笑えるといいます。
この違和感と周りとの温度の差。なぜなのか?
栗原さんの役どころがつらすぎる
その正体はすぐにわかりました。
栗原さんです。栗原さんの気持ちを考えたら、朝から涙なしには見られない非常につらいストーリーでした。
栗原さんというのは、北三陸編での物語の舞台である、観光協会で働く女性事務員です。
決して器量がよくはなくというか、まあ分かりやすくいえばブスな役どころなんですね。
で、同じ観光協会で働く若いイケメン小池徹平とちょっと良い仲になるんですが、小池徹平自体は主人公アキちゃんが好きで、しかし振られ、さらにアキちゃんには好きな人ができちゃったりしてもうどうにでもな~れ~というタイミングでついうっかり手近な女に手を出してしまった、という流れでの良い仲です。
ほら、もうつらいですよね。
しかも狭い田舎コミュニティ。職場の同僚や上司をはじめ、近しい人はみんなその状況を知っており、ことあるごとに「それで?二人は付き合ってるの?」と正面切って聞いてきます。
その時の、小池徹平の顔ときたら……臨場感ありすぎです。
なんでそんな苦虫をかみつぶしたような……そんなところで演技力発揮すんなよ!なんだよ!徹平ちゃんはなかなか演技上達しないな~って今こそ言わせてくださいよ!!(演技じゃないとかは……やめてよね絶対……)
しかも職場にはたびたび、小池徹平の思い人アキちゃんが登場。
その都度、徹平ちゃんはアキちゃんアキちゃん言って、栗原さんのことをまったく気にもとめないどころか「あなたとは、そういうんじゃないですから」という態度をビシバシとってきます。職場で。
だがしかしあれ夜はなんだかんだ都合いいこと言って、絶対栗原さんのこと誘ってやることはやってるんですよ。(※ストーリーにはそういうシーンはありません)
なにこれ!なにこの状況つらい!しかもなんかちょっと身に覚えがある!つらい!!
そういうことで、栗原さんに思いをはせてしまい、彼女が徹平からむげな態度をとられていたり、上司から無配慮なことを言われている(「わけがわかんなくなっちゃってるから、栗原ちゃんと付き合ってる」とか普通に言われてるんですよ、職場の上司に)のをみるとシクシク泣いてしまうことすらある、そんな私です。
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