プライベートは質問に質問で返してOK

一般的には「質問に質問で返すのはタブー」とされていますよね。そりゃそうです、例えば職場の新入社員に対して……。「なぜ発注数をミスしたのか?」と理由を聞いているのに、「どうしてですかねぇー?」と質問で返ってきたらブチ切れたくなります。なので、仕事中の質問返しはご法度。一方で、プライベートは別物です。

「彼氏いるの?」と聞かれたら、イエスノーではなく、こっちからも語尾にクエスチョンマークが付くような質問で返しましょう。「どうしてそんなこと聞くの?」とか、「いないって言ったらどうするの?」とか、「いるって言ったらもう会ってもらえないのかな?」とか色々挙げられますが、難易度が低いのは、「逆に〇〇君にはカノジョいるの?」かな。

質問に質問で返すことで、「私は貴方に興味関心を持っていますよ」というニュアンスが伝わります。男性側にとっては、「俺のカノジョの有無が気になるってことは、俺に気があるのかな」とテンションが上がるはず。

「カノジョいるの?」で会話が広がる

更には会話が広がるメリットにも繋がります。「いない」と返ってくれば、「どれくらいの期間いないのか?」とか「今はカノジョを欲しいと思うか?」とか、質問の幅は無限大です。

万が一、「いる」と返ってきた場合ですが……。「カノジョいるのに『彼氏いるの?』とか聞いてくるんじゃねえ!」と金蹴りしたくなりますが、ぐっとこらえましょう。もしかしたらカノジョとうまくいっていないのかもしれません。なので金蹴りする前に、「へぇー、ラブラブですか?」など、探りの質問を入れましょう。

万が一、「ラブラブだぜ」と返ってきたら、その時こそ金蹴りです……じゃなくて! 速やかに、「ラブラブ羨ましい」「私にも誰か紹介して」と、人材斡旋に話題を切り替えましょう。

Text/菊池美佳子