とにかく勝負事を持ちかける

ボウリングでなくとも勝負事なら何でもオッケー。カラオケが得意な人なら採点マシンでの勝負でも良いでしょう。お金をかけたくないなら「しりとり」でも良いでしょう。大食いに自信があるなら「わんこそば」でも良いでしょう。

いずれにせよ、勝負に負けた側が、勝った側の言うことを1つだけ聞くという約束を取り決めます。なので、自分が得意な事柄で、なおかつその特技に彼氏が気付いていないほうが良いでしょうね。貴女サマが歌ウマな事実を知っている彼氏に採点マシン対決を持ちかけたところで、相手は負け戦をしないでしょうから。「私がプロボウラー並みのアベレージを誇るとは知らないはず」的な勝負事を持ちかけてください。

んで、ボウリングだろうとカラオケだろうとしりとりだろうとわんこそばだろうと勝ちましょう。そして「勝った私の言うことを聞く」という定義名文のもと、「『好き』と言ってほしい」をリクエストするのです。

彼氏はきっと、勝負に負けたことで、ブランド物のバッグやらハイジュエリーやらジョエルロブションでのディナーやら要求されるのでは……とガクブルしているはず。ところがどっこい、貴女サマからの要求は「『好き』と言ってほしい」。もうコレ、愛おしくてたまらなくなるはずですよ。だからこそ、無理やり言わせる「好き」ではなく、心からの「好き」になること間違いなし! 

勝負に負けたらどうするの?

万が一、勝負に負けた場合でも大丈夫です。まずは彼氏からの要求には速やかに応えましょう。「大人のおもちゃを試したい」と言われたら大人のおもちゃプレイしましょう。「剃毛したい」と言われたら剃毛プレイしましょう。「ハダカにエプロン」と言われたらハダカにエプロンしましょう。

プレイ終了後、彼氏がご満悦な状態で「あーあ、もし私が勝っていたら『好きって言葉が聞きたい』って言うつもりだったのになぁ」と、いじけた素振りを見せてください。もうコレ、愛おしくてたまらないはず。ハダカにエプロンに比べ、なんて慎ましい要求なのだと! 結果、勝敗に関係なく「好き」と言ってくれるでしょう。

Text/菊池美佳子