こんにちは。
だいぶ間隔があいてしまいましたが、
今日もハッスルして更新いたします。
それとシリーズ途中なのに申し訳ないのですが、
これからまた更新頻度がとても低くなってしまいます。
しかし、かならず続きを書きます!
—
本屋に行くと、例外なく、かならず毎回、無限の広がりを感じる。
夢の世界に来たような気持ちになる。
時間も、場所も、自分という存在も、すべて忘れて、
本の海を泳ぐことに夢中になる。
「なんでも知ることができる、どんな世界にも旅立てる!!」
そんな静かな興奮を覚える。
本は人生を変えてくれる。
本は素晴らしい人物と対話をさせてくれる。
たった数百円、数千円で、古今東西の素晴らしい人物の魂のセミナーを
直接受けることができる。
本はすごいものですね。
前回の記事では、
「BE(自分のあり方、精神、考え方)」を変え、「DO(具体的な言葉や行動)」を変え、
人生を変える本の読み方について書きました。
では、人間関係、コミュニケーションというジャンルにおいて、
私自身のBEが変わったと感じた本は何か、
(基本的にはしない)再読をした本は何か、を思い返してみたので、
以下に、感想付きでおすすめを挙げておきます。
これらの本はすべて内容が濃密で、こういう本こそ、
1つのポイントを半年以上かけて自分に染みこませるべき本です。
あらゆるジャンルでにおいて、一生使えます。
よろしければ参考になさってください。
■
私はずっと、人を自分の思い通りに動かしたくて、
人気者になりたくて仕方がなかったので、
自宅にあった
『人を動かす』!!(改めて、スゴいタイトルだよなー)
は中学から繰り返し熟読しておりました。
人間関係オンチだったので、今思えば半分も理解できていませんでしたし、
むずかしく感じて、わからなくて飛ばしたところもたくさんありました。
しかし、考え方の土台にはなったような気がいたします。
たとえば、命柱セミナーでもお話しした、
「どんな殺人者だって、自分がその人なら、同じことをするんだ。
その人と同じ遺伝子で同じ親のもとで同じ環境で育てば同じことをするんだ。
どんな極悪人だと言われる人でも、キモい人と思う人でも、
赤ちゃんのところから経緯を全部観察すれば、
そうなるのが当然だと納得できるし、感情移入して応援してしまうんだ」
という、
すべてのものを「善悪で分けない」「裁かない」感覚は、
10代の頃から持っていましたが、
おそらくこの本によって育てられた部分もあると思います。
↓
人を動かす 新装版/創元社
¥1,575
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当時家にあったのはこちらの表紙。なつかしー。(笑)
緑色の新装版の巻末には、こちらには載っていない部分もあるのです。
↓
人を動かす (HD双書 (1))/創元社
¥1,365
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銀座で働く前には、銀座デビューに備えて「人心掌握」を勉強し直そうと、
CDを買って、台所で料理や洗い物などをするときに、
ポータブルプレーヤーでかならず聞くようにしていました。
耳 で 聞 く!!
毎日繰り返し繰り返し聞きすぎて、
しまいには声を聞くだけで吐きそうになり、
ようやく聞くのをやめました。(笑)
ここまで聞きこむと、どこからが自分の考えで、
どこからがこの本からの知識なのかすら、あやふやになりますね。(笑)
そして実践となると、やはりむずかしいものですね。
↓
耳で聞くD・カーネギー人を動かす オーディオCD版/創元社
¥12,600
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そして、コミュニケーションの本といえばこれ!と、
ものさしセミナーでもおすすめしています、
私は「NO」と言えない人間で、ずーーーっと悩んでいましたが、
そういう人にぜひ読んでいただきたい。
「自分も大切に、相手も大切に」し、
どう「穏便に」、しかも「きちんと」自分の意見を伝えるか、という本。
半分が図なので、非常にイメージしやすくて、よかったです。
感動したので、図のない方も買いましたが、積ん読ですね・・・。
↓
図解 自分の気持ちをきちんと「伝える」技術―人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ/PHP研究所
¥1,260
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お次は、『影響力の武器』ぃぃぃ~!!!
この本は、ご紹介した中では読むのに時間がかかると思いますが、
人の心がどういう仕組みで、どう動くのか、ということが、
実例を挙げて、これでもか、これでもか、と書かれている素晴らしい本です。
まさに武器。
そして武器について熟知することで、
他人が自分に向けている武器にすぐ気づき、逃れられる、
あるいは他人の武器の効果を無効にできるという利点もあります。
字は多いですが、ゆっくり読めば難解ではありません。
「こういうことが知りたかったあぁ~」と、
私はワクワク、ゾクゾク、震えるくらいの恍惚感を味わいました。
マーケティングとか営業をする人には最適だと思います。
その他、お水であろうが、婚活であろうが、恋愛であろうが、
それ以外の人間関係についても、人の心が関係する場所すべてに応用できます。
↓
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか/誠信書房
¥2,940
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そして最後は、このブログでも何年も前に書きました、
(ブログテーマ:究極・モテの本質へどうぞ)
この本には、人が人を好きになる、人が動く原理を、
とてもわかりやすく書いてあります。
「魅は与によって生じ求によって滅す」
人は、ほしいものを与えてくれる人には魅力を感じる。
人は、くれーくれーと求めてくる人には魅力を感じない。
そして人がほしいものとは、「自己重要感」である。
ということが、非常~に入ってくる本なのですね。
今、初めて思いましたが、
この本に書かれていることを、吸収した上で、
私なりの図式でアウトプットされたのが
メルマガで連載している「ワンクッションの法則」かもしれません。
ただ、問題が2点。
1つはこの本、お高~いのです。
普通の単行本の5,6冊分のお値段なのですね。
気軽には買えません。
買ったからには、出がらしの昆布になるまで
エキスを吸い取らないともったいないですね。(笑)
そしてもう一点。
後半の「自分の自己重要感を満たす」という内容の
阿頼耶識云々~という部分、
私は苦しくなるだけで効果がないと感じ、流し読みいたしました。
熟読していないので詳しくは覚えていないのですが、
要は自分の外から刷り込む、言い聞かせる、思い込ませるやり方なのですよ。
そこの部分は「モーニングページ」をはじめとする、
「無限の自分から自信も答えも汲み出してくるやり方」だけが
本当の解決法だと私は思います。
とはいえ、BEが揺さぶられた本であることは確かです。
↓
人蕩し術 (ひとたらしじゅつ)/日本経営合理化協会出版局
¥10,290
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本はすごいものだ、と言っている割に、
私が読んだ本の数はそれほど多くなく、
コミュニケーションや人間関係の本も意外と読まないのですが、
とはいえ、立ち読みも含めれば数百冊は手にとっているので、
その中から私の「BE」を養成してくれたと思える本を
厳選してご紹介いたしました。
記憶をさかのぼって思い出したり、
家の本棚を見たり、amazonの購入履歴を確認した上で、
コミュニケーション編はたった4冊でした。
他にも思い出したら、また記事にしたいです。
ではでは、またお会いできる日まで~。
—
以下、感想。
「本が人を作る」のも間違いではないと思うが、
私は、「本と人は惹き合う」のだと思う。
上の記事を書いてから、今、
もう一度自分のルーツになった本をずーっと思い出していて、
中学生のときに、
自己啓発系の中でもっとも繰り返し読んだ本のタイトルを検索してみた。
とっくに絶版だったよ・・・。
(でもamazonのマーケットプレイスでプレミアが付いて売られていた)
今回調べるまで内容はほんのりとしか覚えていなかったのだが、
書評ブログなどで引用部分を読み返してみて、とても驚いた。
そうか!そんなことが書いてあったか!!
感動して、涙がじわっーと湧いてきた。
なぜかというと、自分がこんな少女の頃から、
自分という人間の核を無意識にでも探し当てていたとわかったから。
この本で書かれていることは、
読んでから20年以上たった今、まさに私の人生で追求していることだから。
すべてのものを「善悪で分けない」「裁かない」感覚は、
『人を動かす』以上に、この本によって育てられたのだとわかった。
・・・この本については、いつか新しい記事で書こうと思う。
「本と人は惹き合う」に戻ろう。
この本が私を一から作り上げた、というわけではないと思う。
もちろん、私を作ってくれた部分もあるだろう。
しかし、作り上げたというよりは、
より近道に導いたり、強化したという感じだろうか。
この本を手に取り、選び、買った、
そして、もっとも繰り返して読んだ、という時点で、
私はこの本の内容に反応していたのだ。
私と本が響き合ったのだ。
それが本屋での出会いではなく、
仮に人から勧められたり、借りたりしたのだとしても、
何度も読む時点で、多くの本から選択している。
つまり、それは自分の欲している内容なのだと思う。
セミナーなどで読者にお会いしたときに、
持って来られた私の本にサインをすることがあるが、
本が読み込んでボロボロになっている人がいらっしゃる。
ご感想のメールなどで「人生が変わりました!ありがとうございます!」
などと言っていただけることもある。
しかし、その人が私の本を手に取り、繰り返し読まれたのは、
なにかピンとくるものが、その人の中にあったからなのだ。
つまり、本と波長が合っているということであり、
その人は「この本には自分が求めているものがある」と感じているということだ。
いくらいいと思う本でも、他の人に勧めてみると、
「よくわからなかった」「面白くなかった」で終わることも多い。
その人は、自分の求めている何かは、その本から得られないと感じたのだろう。
つまり、本が一から教えてくれるのではない。
閉じた扉には何も入ることはできない。
それに向かって扉を開いて招き入れている、
あるいは扉から飛び出し、駆け寄っているのは自分なのだ。
そんなことを改めて思った。