こんにちは。
今日もまったり更新いたします。
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今回の記事は、
「CLUBある」ご参加者のクミさん(仮名・20代後半)との
面談のキモの部分を抜粋し、再構成してお伝えいたします。
※内容の精度は「だいたいこんな感じ」という大雑把なものです。
クミさんのご相談の概要は
【完結編】「私はバカにされている!」+「『愛』ってなに」<14>
をお読みください。
この面談には、キモが2つあるのですが、今日は1つ目の部分です。
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「もう3ヶ月間、
マサルとは、メールも何もかも、いっさい連絡を取っていないのですが、
次に会うまでに、バージョンアップのために何をしたらいいのか知りたいです」
「わかりました」
「それで、今のところはバージョンアップのため何をされているのですか?」
「えっと、車の免許を取りました」
「おおっ」
「わかりやすく、バージョンアップですね」
「恋愛とか関係なくても、よかったですね」
「行動範囲が広がりますね」
「履歴書にも書けますし」
「あとは、胸を大きくする体操を毎日しています」
「ほうほう」
「マサルはおっぱい星人なので(笑)、
次に会うまでに、2カップくらい上げたくて・・・」
「おおー」
「2カップはすごいですね」
「まあ、服の上からだと、わかりにくいかもしれませんが・・・(笑)」
「あと、胸を大きくするサプリも毎日飲んでいます」
「サプリなんてあるんですねえ」
「とにかく、もっと女としての魅力を感じてもらいたいんです」
「ですよねえ」
「ところで」
「クミさんは、今はお仕事はされていないんでしたっけ?」
「そうなんです」
「マサルにフラれて、
マサルと一緒だったバイトをやめたので、
それからまだ仕事をしていないんです」
「クミさんは、お仕事はあまり好きじゃないんですよね?(笑)」
「そうなんです(笑)」
「私はすごーく自分に甘くて、
『キツイ』とか『努力』とか『我慢』とかが、すごく苦手で、
つらいことがあると、すーぐやめちゃうんです(笑)」
「だから、とりあえず暮らせるだけお金が入ればいいし、
楽なバイトばかりやっています」
「楽しかったお仕事はないんですか?」
「あります!」
「子供が大好きなので、子どもと遊ぶお仕事をしていたときは、
全然つらいと思わなくて、すごく楽しかったです!」
「あ、それ、すごくいいですねー」
「でも、今は環境的にそのお仕事ができなくなってしまって・・・」
「そうですか・・・、それはすごく残念ですね」
「で」
「クミさんは、マサルさんとつきあいたいんですよね?」
「はい」
「すごく愛されて、本命になって、結婚したいと思われるくらいになりたいです」
「そうなんですよね」
「それなら・・・」
「彼の本命になりたいのなら・・・」
「バイトじゃなくて、ちゃんとお仕事をした方がいいですよ」
「え、そうなんですか・・・」
「もちろん、胸も大きくしながら、でいいですよ(笑)」
「ちゃんとお仕事をして、胸も大きくなっていたら最強ですから(笑)」
「わかりました(笑)」
「どうしてちゃんとお仕事をしたほうがいいかというと」
「マサルさんの本命になるということは」
「マサルさんからすれば」
「長年つきあっている彼女よりも
クミさんのほうがいいと思う、ということですよね?」
「そして」
「今、彼女がいる場所に、クミさんが座る、ということですよね?」
「はい」
「彼女は、マサルさんいわく、すごく男気のある人なんですよね?」
「そうなんです」
「彼女は肝が据わっていて、
ケンカしてもマサルが負けてしまって、
彼女には頭が上がらないみたいです」
「そして彼女は、マサルの家族を、
自分の家族のように大事にしてくれるそうです」
「ふむふむ」
「彼女って、お仕事は何をされているのですか?」
「資格を持っていて、バリバリ働いているそうです」
「将来は独立を考えているみたいです」
「なるほど」
「彼女は、マサルさんにとって、尊敬できる人なんですよ」
「だから、本命だし、替えがきかない」
「彼女は、マサルさんにとって、ヨメなんですよ」
「あーー、たしかに、そんな感じです」
「クミさんが望んでいるのは、そのヨメの地位ですよね」
「はい」
「なら、クミさんは、マサルさんからみて、
尊敬できる人になることを考えなければいけません」
「それが、バージョンアップですよ」
「はあ・・・・・」
「相変わらず、楽だからー、という理由でバイトをして
胸だけ大きくなっていたら
『私をセフレにしてくださいー』
と言っているのと同じですよ」
「彼は、彼女とは別れないで、クミさんとまたやりたいなーと思うだけですよ」
「そうなると」
「クミさんは、
一生懸命セフレになる努力をしていることになってしまいますよ」
「あ・・・・・」
「だから、クミさんは、何か好きなお仕事をしましょうよ!」
「半年ぶりに会ったときに、
今まで楽にバイトばかりしていたクミさんが、
好きなお仕事を一笑懸命していたら、
『あれ?俺が知っていたクミと違う』と、ちょっと焦りますよ」
「今までよりも、価値のある女性だと思われる可能性が高くなりますよ」
「はい」
「これから、やってみたいお仕事はありますか?」
「私はオシャレが好きで、洋服が好きなので、
今まで何件かアパレルの求人に応募したのですが、
履歴書で落とされているんです」
「なるほど」
「では、今まで出していた履歴書の内容についてお聞きしますね」
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ここからは、2つ目のキモ、「合格する履歴書」につづきます。
今回は、1つ目のキモ、
「自分磨きの方向について」をお届けいたしました。
以上の会話では、ひそかに「クミさんの都合メガネ」をはずして、
「マサルさんの都合メガネ」にかけかえています。
「相手の都合メガネ」をかければ、「見当違いの努力」をすることも減るのです。