女性からなんとなくエロに誘うのは意外とイイ。欲望を伝えてOK/中川淳一郎

飲み会で気に入った男を見つけるとムラムラし、その男を連れて外に行ってしまう女性の友人がいる。昔からその癖はあるため、僕自身は何も気にならないのだが、突然2人で消えてしまう様を初めて見た人は20分ほどすると仰天して「あの二人、大丈夫かな。酔っぱらい過ぎてどっかで吐いてるとか、急性アルコール中毒とかになっていないかな」と心配をする。

僕は「まぁ、大丈夫でしょう。夜風に吹かれたいんじゃないですか。あとはタバコ休憩で盛り上がっているのでしょう」とテキトーに答えるが、アレは恐らくエロいことをしている。一度40分帰ってこないことがあったが、ビルの屋上などで楽しんでいたのではなかろうか。

少なくともオーラルセックスはやっていると思う。そうやって女性がなんとなく誘い、男もまんざらではない状況というものは意外と「イイ」のである。さすがに男から誘うとそれはセクハラや強姦になってしまうかもしれないが、女性から明確に意思を見せて互いの合意済みであれば、飲み会の場に残る人々は余計な詮索をせず、「おかえりー」と言えばいいと思っている。

もちろん屋外でわいせつ物陳列罪にでもなったらいけないから、本来はササッとラブホテルに行き、30分一本勝負で帰ってくるのがいいだろうが、とにかくその手の誘いをする人は暗闇で相手とキスをし、抱き合いたいのである。

賛否両論あるこの考えだが、人間も動物だ。とにかく相手が魅力的に見えてそのようなことに至ってしまうこともある。

欲望がハッキリしている女性たち

ここまで大胆な女性はこれまで数名だったが、便所に立つ時、こちらを意味深に見てウインクをするような女性はこれまでに僕も何度も会ってきた。トイレの前に立っていて、「待ってたよ~」と言い、ブチューッとディープキスをしてアソコをサッと触って席に戻っていく。

女性経験がそこそこ多い男は、この手の女性のことは好きだと思う。欲望がハッキリとしており、その次は「サシ飲み」をし、その飲みの席で「こ、今度エ、エロしませんか?」と切り出すきっかけを与えてくれる。もちろん、その場でその確証を得た場合にのみそうする。