婦人科医の特別診察室

第12回 妊娠の初期症状と対応方法

第12回 妊娠の初期症状と対応方法

妊娠の初期症状はさまざま
つわりがひどいときは食べたいときに食べたい物を

松村圭子先生 オトナの悩みに答える!婦人科医の特別診察室
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「あれ? ひょっとして妊娠?」と気付くころから、身体にさまざまなサインが現れます。妊娠の兆候は、ムカつき、吐き気といったつわり、熱っぽさ(基礎体温の高温期が続く)、だるさ、眠気など、実にさまざま。

 一般的に月経予定日~1週間程度たったら、市販の検査薬でも妊娠を確認することができます。妊娠周期は最終月経の始まった日から数えるので、月経周期が28日の人なら月経が1週間遅れた時点で、すでに妊娠5週(妊娠2か月)に入ったことになります。

「妊娠かも?」と感じたら、なるべく早めに病院へ行き、診察を受けるようにしましょう。中絶を選択するとしても、早めに受診することが大切です。
なお、中絶に関しては次回以降で説明しますね。

 心拍のリズムが確認できた後、10週に入ったら赤ちゃんの大きさを測定し、そこから妊娠週数を調整し、出産予定日を算出します。

 妊娠初期の症状で代表的なものは、つわり。
ムカムカや吐き気が続いたり、食の嗜好が変わったりして、満足に食べられないことが続くことも。
つわりがひどいときは、栄養バランスを考えるよりも、少しでもいいので、食べたいときに食べたいものを摂るようにしてくださいね。

 長時間、空腹が続くとつわりがひどくなるので、すぐ食べられるようなクッキーやクラッカーなどを持ち歩いたり、朝起きてすぐに何か食べられるように枕元に食べ物を置いたりするのもおすすめです。

 つらくても「赤ちゃんが育っている証拠」だと前向きにとらえるようにしましょう。
でも、1日何度も吐き、水分も摂れなくなり、身体が衰弱してくるようであれば普通のつわりより重度の「妊娠悪阻(にんしんおそ)」の可能性も。入院が必要なこともあるので、つわりがひどいなと感じた場合は診察を受けましょう。