男の恋愛黒歴史

――逆に、「これは男性側にとっての恋愛黒歴史だろうなぁ」って出来事はありますか?

A:あります。
以前付き合っていた彼なんですが、ある日、私から別れを切り出したんです。そしたら「一回持ち帰らせてくれ」と言われ、改めて会ったら「俺じゃお前を幸せにできない」ってスクランブル交差点の真ん中で突然ハグされて…。 彼としては、そのまま二人は別の道へ…みたいなドラマチックな別れを演出したつもりなんでしょうが、ふたりとも帰りは電車なわけだから、結局同じ方向に歩いていったという…。

――なんだかナルシストっぽい彼ですね。

A:そうなんです。私、当時は「勘違いナルシスト」が大好きだったので…。ナルシストな人って自分を客観的に見られないから、黒歴史つくりやすいんでしょうね。

あと、他にもいました。
別の元カレが、アクロバティックな縄跳び「ダブルダッチ」が趣味だったんですね。それはいいんですけど、一緒にテレビを見てるときに、シルクドソレイユのコマーシャルが流れて、彼が「俺、今度シルクドソレイユのオーディション受けようと思ってるんだよね」と言い出して…。ダブルダッチでシルクドソレイユ!?とすごいビックリしてたんだけど、結構自信ありそうな顔してたから、何も言えなかったです。

B:彼的には、ダブルダッチの才能を彼女にアピールしたかったんだろうなぁ。

C:才能のアピールって、難しいですよね。
大学時代、初めて付き合った彼が、イラストレーター志望だったんです。その彼に、見せたいものがあるって、横浜駅まで連れていかれたんですね。駅構内に、横浜市民が絵を飾れるスペースがあって、その絵のなかの1枚を指さされて「あの絵の女の子、Cなんだよ」って…。描いてくれた気持ちはうれしいけど、やっぱ恥ずかしかったです。

――その男性たちにとって、ロマンチックな思い出になっているのか、黒歴史になっているのか、気になりますね…。
みなさん、つらい告白をありがとうございました。みなさんの告白を読んで、他の読者の方々が、同じ失敗を繰り返さないといいですね。