アクセサリーになってしまう女

―美人で気立てのいい子ほど、二番目になってしまっている印象があります。

羽林:美人かどうかは関係ないんですよ。
女の子同士で考えると、あの子はかわいいし、スタイルいいし、仕事ができるし…とか、いろいろ出てくるけど、実際に本命になるかどうかで言うと、今言ったことは全く関係ない。
男女二人の関わりなので、誰かと比べてということは関係ないんです。
Aさんは、Bくんの本命にはなれたけど、Cくんの本命にはなれないかもしれない。要するに組み合わせなんです。

ある人が「お前なんかいらない」と言われて振られたときに、彼にとってはそうだったかもしれないけど、別の人にとっては違ったかもしれないと思えるかどうか。
これも言われた直後だとなかなか思えないけど、「男の人に認められない女」ではなくて、「彼に認められなかっただけ」なの。
女の子側が「そんな彼なんていらないや」って思えたらいいんだけど、自分を振った彼が男の代表のように思ってしまうと、次の恋愛まで影響していくから上手くいかなくなりますよね。

―本命になるためには対等な関係をイメージして、嫌な感じじゃなく意見を言うことが大切なんですね。

羽林:本命はたしかに対等・平等をイメージしなければいけないけど、男性とライバルになるということとは違うので、そこは間違えないようにした方がいいですね。
対等・平等な関係であって、自由に動く感じ。役割が決まっていて、どっちかが上下という感じではなくて、時にこっちが甘えたり、そっちが甘えたりできる、いつでも自由に動ける。
ライバル関係になってしまって、結局は潰し合いになってしまう人や尽くし過ぎてしまう人は気をつけてみるといいと思います。

本命にならない子で言うと、アクセサリー的な女の子っていうのもいますね。
それこそキレイな子で、デートに連れていくのはいいけど、この人と暮らしたいかっていうと、はじかれてしまう。
上から下までピカピカなのはいいけど、一緒に暮らす時にいくらかかるんだろうと思うと、男性からしたら一緒に生活するのには不安ですよね。

―多少、生活感を出したほうがいいんですね。

羽林:生活感というか、「普通に生活している」ということが見せられたらいいんだよね。
例えば、「焼き鳥屋に連れて行かれた」って言って怒る女の子がいるけど、私からすると、雑誌で見つけたお店に行くよりは彼のテリトリーのお店の方が愛情があるんじゃないって思う。
例え、「予約もしないお店に連れていくなんて、ありえない」と思ってしまったとしても、そういうことを発言したら、それは「ちょっと違う」って思われてしまうかもしれませんね。
たまの記念日だから特別って言うのは悪くないと思うけど、それを始終露骨に言っていたら、男性のお金を狙っているみたいに見えてしまいますよね。

【つづく】
次回は「ダメンズにさせるスパイラル」をお送りします。お楽しみに!

Text/AM編集部

羽林由鶴
1988年に日本大学芸術学部放送学科を卒業、教育研究所で出版部門編集者として勤務後、2005年から心理カウンセラーとして活動。
著書:『癒し系の女性になるヒント』、『なぜか恋愛だけうまくいかないあなたへ』、『本物の恋は“見た目”が1割―あなたのままで「大好きな彼」から愛される方法』など。
公式サイト

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