Nurture By rickyqi

未練があるのは仕方がありませんが、相手の影が目の前にチラつく状態を維持していると、その未練は増大していくばかりです。
未練を断つには、まず情報を断つのが一番なのです。

学生時代、親友と呼べるほど仲の良かった相手と、今は疎遠になっていたりするのはなぜでしょうか?
物理的に会わなくなったからですよね。
相手の情報を受け取れる場所にいると、相手のことを忘れることも、遠ざかることもできません。
SNSで相手の情報を追うのは「僕の心のやらかい場所を自らギリギリと締め付けている状態」です。
逆に言えば、情報を遮断すれば、思い出す回数は減ります。

少なくとも失恋後一週間は、SNSを一切見ない“SNS断食”をするのが、心の健康のためにはいいのではないでしょうか。

気を引くための“アカウント自殺”に注意            

SNS断食期間が終わったあと、悩ましいのが「相手のフォロー(友達)を解除するかどうか」という問題です。

「情報は見たくない。でも、解除してそれが相手にバレたら、自分がすごくショックを受けてるのもバレてしまう」
「嫌いになったわけじゃないのに、解除したことで嫌いになったと誤解されたらイヤだ」

などの、広い宇宙から見ればゴミクズのような問題でお悩みになる方も多いと思います。
ゴミクズそのものの人生を送っている私には、その気持ちは痛いほどわかります。
でも、自覚して欲しいんです。
あなたは今、失恋して傷ついているんです。周りに気を遣っている場合でしょうか。
最低限、自分がこれ以上傷つかないための手段を取るほうが、今は大事なんじゃないでしょうか。

また、失恋後に発作的にアカウントを削除したくなる衝動に駆られる方も多いかと思います。
正直、私も失恋するたびにその発作に襲われます。

理由はいくつかあって、とても好きな相手と愛し合えなかった自分が大嫌いになって、そんな自分を消し去りたいという「アカウント上の自殺願望」というのがあります。
自分の発している言葉や思考のすべてが、とても醜い、つまらないもののように思えて、そんなものを垂れ流していることが耐えられなくなるのです。

私は、この理由でのアカウント自殺は、何度やったって別にかまわないと思っています。
人生で、衝動に駆られて何かをしたくなり、それを実行できる機会は、そんなに多くありません。
SNS上でアカウントを消すぐらい、何だというのでしょう。
そんなもの、いくらでも消して、またやりたくなったらやればいいと思います。
じゃんじゃんアカウント消して、じゃんじゃん生まれ変わればいいんです。
インターネットというのはそういうものだと、私は考えています。