やっぱりセックスを知ったあとの禁断症状は処女よりつらい!?

雨宮:でも、そういうろくでもない男でも「男がいるだけマシじゃん」って思っちゃう自分がいるじゃないですか。
まだ一応男との交流があると、モテてる気分とかが味わえたりするんですよね。
「あ、これ食べる?」ってひとくち「あ〜ん」とかされてるだけで、「私、今普通の女の子になれた! 飛べた~!」って思うの。

アヤ:飛べてねえっつーの! せいぜい30センチくらい浮くだけだろ。
飛ぶと浮くは全然違うからね。

雨宮:にわとりがバタバタバタ! ってやってるくらいの感じだよね。
でも、そこしか行き場がないんだよね。
どうしたらいいんでしょうね。アヤちゃん、どうしたい?(笑) 幸せになりたい?

アヤ:私はね…処女のくせに、非処女の苦しみを知りすぎた。
手放しで憧れることがもう出来ないし、叩くことも出来ない。
もちろん幸せにはなりたいけど、中途半端に手を出して、怪我をするのは怖すぎる!
それにもし、私がセックスの醍醐味を知ってしまったら、完全にヤバいと思うんだ。
だってほら…、根がお調子者でしょ?
きっと絵に描いた、カウボーイみたいなテンションのビッチになると思うよ…パカラパカラッウェイって。
破滅まっしぐら。

雨宮:暴れてるのが牛なのかカウボーイなのかわからない(笑)。
でも、知っちゃったあとの禁断症状はきついよ!

アヤ:でしょ? だからもう、こうやって非モテで得た貯金を切り崩しながら、小さく穏やかに暮らして行く方が幸せなんだろうと思う。

雨宮:私、セックスがしたいあまりにそういうダメな男にいいようにされてた時があるんだけど、やっぱり「会えばセックスできる」って思うと、その関係を断ち切れなくて…。
「これは性欲が悪いんだ!」と思って、なんとかそれを自分で退治しようと思ってバイブ買いに行ったりして…。

アヤ:そこでかよ!

雨宮:それくらいきついの! 一度知ったあとの禁断症状は。

雨宮まみ
ライター。九州生まれサブカル育ち。守備範囲は「セックス&自意識&女のあれこれ」。
赤裸々な半生を綴った『女子をこじらせて』(ポット出版)は全国のこじらせ女子に大きな影響を与える。
現在、「女子」を語らせたら、この人! という5人を迎えての対談集『だって、女子だもん!!』(ポット出版)が絶賛発売中。

ツイッター:@mamiamamiya

少年アヤちゃん
平成元年、消費税と共に生まれたブスでニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。
ヤフオクで生計を立てる傍ら、ブスと環境をテーマにしたトークイベントなどを主催。
モテない女に関するツイートやブログの文章が、現在多くの女性から支持を集めている。

ツイッター:@omansiru