「ご褒美だ」って考えたほうがポジティブ!

ミカコちゃんの考えはこうです。後から苦しみが襲ってくるシステムではなく、先に痛みを耐えたぶんのご褒美なのではないか、と。水戸黄門の歌詞とは逆で、苦あれば楽ありですよ。痛みの後には気持ちよさが用意されているのが人生だと思います。

セックスの気持ちよさの前に耐えねばならぬ「痛み」の正体ですが、これは男女で異なります。男性は、思春期に行なう「セルフ皮剥き」でしょう。中学生の頃、風呂に浸かりながら少―しずつ下へ下へと皮をずり下げていくって、根気の要る作業です。そして剥けた後も、これまで覆ってくれていた包皮がなくなるため、パンツに擦れるたび痛みが発生します。

女性は、なんといっても処女喪失の痛みでしょう。狭い場所に太いモノが入ってくるのですから、痛くて当然! 仮に初体験の相手が短小だったとしても、太く感じるんです。だってこれまでの人生、タンポンより太いモノを挿入した経験なんてないんだもの……。そして、場合によっては翌日まで続く大量出血! もはや、ホラーの領域ですよ。

そういった痛みに耐えたご褒美として、セックスには気持ちよさがカスタマイズされています。男性には、受験勉強と同時進行でセルフ皮剥きに励んだご褒美! 女性には、処女喪失で激痛に耐えたご褒美! ミカコちゃん自身も、2回目以降は劇的に気持ちよくなったと、明確に記憶しております。

定番の「子孫繁栄説」よりも「ご褒美説」のほうが、うんとポジティブシンキング! 苦痛に耐えたぶん、セックスの気持ちよさはたっぷりと堪能いたしましょ。