セックスもふにゃちんのように…

 そして、もう一冊、私のお気に入りのペニス本があります。
翻訳本「チンペの飼い方 ~Élevons le chimpet!」(オリップマサシエ&ジローランタカディ著)

 男性器をかわいいゆるキャラの(ちん)ペットに見立て、男性の性機能や愛撫の仕方、性感染症や性機能障害までを楽しく学べる良書です。

 どちらの本も、隆起して黒光りしてる男根は登場せず、気が抜けていて、リラックスしているふにゃちんを愛でる様子が描かれています。

 多くの日本人がセックスレスに陥るのは、セックスを非日常のイベント化していることが一因だと思っています。
男性は、「失敗は許されない。中折れしちゃいけない。彼女より早くイッテはダメ。膣内で射精しなくちゃセックスが完結しない」と、自分を追い詰める。
女性の場合、「むだ毛の処理OK?すっぴん風ナチュラルメイクOK?勝負下着OK?ウォシュレットOK?」と準備段階から気を遣い、セックス直前には、「彼は、いつも『イッた?』って聞いてくけど、今日はイケるかな…」とプレッシャーを感じる。

「気合を入れて挑む行為」=「セックス」という認識は、オーガズムフル・ライフへの道を阻みます。

 彼のふにゃちんにやさしいまなざしを向けることができたら、次は、かっこつけない自分を小出しにして、素の状態で愛で合うことに少しずつ慣れてみませんか?

 つづく。

Text/OLIVIA

次回は<淫夢を見るほど効果てきめん!?媚薬食ベスト3>です。
前回は「ふにゃちんにやさしい眼差しを向けよう!」という話でしたが、実際問題、勃ってくれなくて残念な夜もありますよね……。OLIVIAさんがAM読者におすすめするのは、精のつく媚薬食!食べると淫夢を見るどころか、男性でいうところの夢精まで体験したという効き目を確かめてみてください!