即尺は技術より真心

 即尺は、「ごっくん」「パンティーお持ち帰り」と並ぶ、風俗店における三大メインオプションの一つです。せっかくなので、「ごっくん」「パンティーお持ち帰り」にも少しだけ触れておきましょう。ごっくん……つまり精飲は、それこそ卓越したフェラ技術がなければ、口内発射に導くことができないパフォーマンスですから、「男性から敬遠される危険性アリ」に該当します。

 パンティーお持ち帰りは……ぶっちゃけ持ち帰られると、困りますよね。上下セットのブラジャーだけ残っても使い道がないですし。同じデザインのパンティーだけ買い足すのも腑に落ちないですし。ましてや持ち帰られたパンティーを後日返却されても、再度穿こうとは思えないですし。

 話を即尺に戻しましょう。即尺は、「技術」というよりも「真心」のニュアンスが強いため、ごっくんのように敬遠される危険性はゼロ。また、パンティーお持ち帰りのように損失を被ることもありません。

 筆者の経験上、即尺を行なうと、10人中10人の殿方が、そりゃもう感動してくださいます。洗っていないチンをフェラチオされるという行為は、殿方にとっては最大級の悦びのようです。だからこそ、風俗店における三大メインオプションとして君臨しているのでしょう。

 即尺の感動は、リピートにも繋がります。即尺を行なうと、ほぼ100パーセントの確率で、次回以降のお誘いへと発展していくのです。2回目以降に続かないと悩んでいる女性は、初回から即尺することをオススメします。

Text/菊池美佳子

次回は<強気なお嬢様とひたすら尽くす使用人、誘ったのはどっち?「オカズになる文学」>です。
今回は「オカズ」の話。AM読者のみなさんは、ひとりエッチのオカズは妄想、AV、漫画など何を使っていますか?菊池美佳子さんがご提案するのは時代の流れに逆らった文学オナニー!谷崎潤一郎『春琴抄』、紫式部『源氏物語』、それから天女の羽衣伝説……実は官能小説なんて目じゃない興奮が隠されているかもしれません。