風俗=結婚の準備!?

 既婚者といえば、独身貴族を気取っていた男友達2名が、このほど立て続けに結婚しました。両名ともデキちゃった結婚ではないので、彼らの独身貴族主義に180度の変化を起こした奥様は、よほど素敵な女性だったのでしょう。

 筆者が着目したのは、独身貴族主義男性の思考をチェンジさせた手練手管ではなく、男性側が結婚前にとった行動のほう。2人共、結婚直前にフーゾクへ足を運んだのです。A君は、在籍している嬢のレベルが高い高級店での一点豪華主義。B君は、週末ごとにリーズナブルな大衆店でサクッと遊ぶアラカルト方式でした。高級店1回か、大衆店数回かという違いこそあれど、結婚前にフーゾクで遊ぶって、男性ならではの発想ですよね。女性の場合、「来月の入籍前に、出張ホストを呼んで時間いっぱいクンニしてもらおう!」とは思わないですから。

 結婚前の男性がフーゾクに駆け込むのは、欧米のバチェラーパーティーのような感覚なのでしょう。結婚を控えた新郎が、独身最後の夜を、男友達とストリップ鑑賞などバカ騒ぎして楽しむ習慣をバチェラーパーティーと呼びます。日本人男性の場合は、「私事に他者を巻き込むのは気が引ける」という意識が強いため、男友達とストリップ鑑賞よりも、1人でフーゾクという選択肢に至るのでしょう。

 彼氏の部屋で、フーゾク嬢の名刺を発見したら、あなたとの結婚を意識し始めたのかもしれません。「イチャイチャ学園のシオリって誰よッ!?」と詰問するのは、ちょっとだけ待ちましょう。近々プロポーズの言葉を聞くことができると思えば、寛容な心になれるはず……多分(笑)。

 尚、欧米にはバチェラーパーティーの女性版・バチェロレッテパーティーという文化も存在するようです。「私事に他者を巻き込むのは気が引ける」という日本人特有の意識は、男性だけでなく女性にもあるでしょうから、女友達とバカ騒ぎよりも、「出張ホストに時間いっぱいクンニ」のほうが気楽なのでしょう!

 次回は《18年前の教訓は正しかった!?男性が女性にのぞむ「経験人数」とは》です。

Text/菊池美佳子