セックス前には食べられないもの

 最近は、コンビニの高級おにぎりが「勝負してきたメシ」です。
顔はコテコテの日本人でありながら、米よりもパンを好む筆者は、おにぎりって滅多に食べないんですよね。
ですが、殿方とラブホテルに宿泊し、朝方帰路に就くシチュエーションって、なぜかコンビニおにぎりが食べたくなるのです。
そして、「たまにしか食べないのだから」という大義名分のもと、普通のおにぎりではなく、160円とか180円の高級おにぎりを購入。
家に帰り、海苔をセットしながら、毎度思うのです。「ああ、ラブホテルに泊まってきたってカンジ……」と。

 お泊まりではなく、休憩利用の夜のうち解散の場合はギョーザですね。
これまた、コンビニで購入して帰ります。
ギョーザって、ご存知の通り、ニオイが気になる食べ物。セックス前に食べるだなんて、絶対にありえないひと品ですよね。
だからこそ、セックス後はギョーザが食べたくなるのかもしれません。
もうニオイを気にする必要はないのだという開放感が、ギョーザの購買意欲に繋がるのでしょう。

「セックスは、満腹で臨むべき行為ではない」と書きましたが、婦女子のカラダって、ある程度食欲が満たされている状態のほうが、エロモードが高まるって考え方もあるようです。
セックスって本来は、新しい命を宿す行為。
新しい命を育むには、自分自身が栄養満点である必要がありますからね。

 そういった本能に逆らって、ポッコリお腹が気になるとか、満腹になると眠くなるなどの理由で空きっ腹セックスに臨んだ結果、「新しい命を宿す行為を実施してきたのだから、栄養チャージしなければ!」って意識が芽生え、「勝負してきたメシ」が食べたくなるのかもしれません。
皆様にとっての「勝負してきたメシ」は何でしょうか?

Text/菊池美佳子

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