「楽しんでるね!」

 怒鳴られるのを覚悟していたが、案外ノリノリのようだ。
振り返ると、彼は笑顔で後ろから抱きついてきた。準備完了である。
そのままベッドルームに案内されて、素早く着ているものを脱ぎ捨ててみんなで一緒にベッドに飛び乗った。

 こうやって三人で川の字になって寝そべっていると暖かい気分になる。図体の大きい男性が三人も集まると、キングサイズのベッドでさえ狭く感じてしまう。
ギシギシしすぎてベッドが壊れても不思議ではない。
夢にまで見た3Pがすぐ目の前にある。自分からナイフとフォークを握って食べるだけだ。

 約1時間後、三人で汗ダラダラ流しながらベッドに横たわっていた。
ティッシュで顔を吹きながら、普段のセックスよりだいぶぐったりしていることに気付いた。
ここまでマルチタスクする必要があったなんて、完全に3Pをなめていた。
手も足もアソコもいつもの二倍。だから、最初から最後までやることが途切れない。

 気持ちよかったのは間違いないが、その分体力も消耗した。学生時代にコンビニでバイトしていたことを思い出した。レジの行列を対応しながら肉まんをチンして空いた手でおでんをつついてた経験が今さっきの3Pと重なった。

 何はともあれ、彼らも自分と同じくらい楽しんでくれたようで、また遊びに来るように誘われた。お世辞でも嬉しかった。
ちなみに、そのカップルは自分に気付かれないように秘密の合図でコミュニケーションを取っていたと後で知った。
トイレに行ったのも、いきなりのキスも計画のうちだ。そんなことは知らずに余計な心配をしてしまった。
めでたく3Pバージンを卒業した自分はさっそく次の目標を考えていた。アラフォーまでに乱行パーティに参加、なんてどうだろう。

Text/キャシー

次回は <思い出の中の恋は激しく燃え上がる>です。
「遠距離恋愛」について。燃え上がるような恋だと遠距離でも十分楽しむことは出来ますが、果たして遠距離マジックはどこまで効力があるのでしょうか?