黒歴史に思い悩んでいる人は、
「あの時は背に腹は代えられぬモードだったのだ!」と思いましょう!

 最後に、半年ほど前、筆者の身に起きた「背に腹は代えられぬ事件」で〆させて頂きますね。
その日の筆者は、つい一週間前に濃厚なセックスをしたばかりだったにも関わらず、ものすごく性欲が高まっておりました。それこそ、盛りのついたメスカマキリのような状態だったと記憶してございます。
そんなテンションで一人、夜の盛り場へと繰り出し、小洒落たバーなんぞに入ったものですから、もう大変!

 普通じゃ絶対にありえないようなオッサンと意気投合し、セックスに至ってしまったのです! これぞ、まさに「背に腹は代えられぬ事件」!

Q一週間前に濃厚なセックスをしたばかりにも関わらず、謎の性欲が沸き上がってきた
1.煮えたぎる性欲は封印し、しょーもないオッサンとセックスしたという黒歴史を刻むことを回避する
2.しょーもないオッサンだろうと何だろうとセックスし、煮えたぎる性欲を発散させる

 そのときの筆者は、酒の酔いもあったのでしょうが、「2」をセレクトしてしまいました。冒頭の、「大事な腹部を守るためには、背中が犠牲になるのはやむを得ません。
背中がどうでもいいってわけではないのでしょうけど、背中よりもお腹のほうが大事ですから」に当てはめると、「煮えたぎる性欲を発散させるためには、黒歴史を刻むという犠牲はやむをえません。黒歴史を刻んでも良いってわけではないのですが、黒歴史云々よりも性欲発散のほうが大事ですから」となりますね。

 AM読者さまにおかれましても、黒歴史の一つや二つあるかと存じます。
その黒歴史に延々思い悩むよりも、「あのときの自分は、背に腹は代えられぬモードだったのだ!」と落としどころをつけ、さっさと前に進んでいくことを推奨いたします。

Text/菊池美佳子