セックスにおいて、「匂い」は名脇役!

 そういえば「匂い」も、セックスにおいては「縁の下の力持ちポジション」です。
見た目とか喘ぎ声に比べると、そりゃ優先順位は低いです。しかし、匂いフェチって嗜好もあるくらいですから、セックスにおける名脇役といえるでしょう。
ひとくちに「匂い」といっても、香水とかマン臭とか色んな部門がありますが、ここでは「部屋の匂い」に的を絞ります。

 最近は、アロマブームの影響で、部屋にアロマライトやアロマディフューザーを設置している女性も多いでしょう。
筆者宅もラベンダーのかほりに包まれています……と言いたいところですが、女子力ヒエラルキー底辺に属する筆者がそんな洒落た生活をしているわけもなく! 筆者が焚くのは、せいぜい夏場の蚊取り線香くらいです。

 蚊取り線香って良いですよ! これから夏を迎えますが、セックス中に蚊に刺されると、集中力が落ちますからね。
特に、「窓をあけて、ご近所に聞こえちゃうかもしれないハラハラプレイ」に興じるヘンタイカップル様は絶対に焚くべきでしょう。

 また、自宅に連れ込んだ相手がO型の場合は、「気配りのできるセックス淑女アピール」にもなります。
一般的に、O型がもっとも蚊に刺されやすいと言われていますよね。「○○君の大事なオチン○ンが蚊に刺されないように♪」と可愛く囁けば、あなたへの好感度も彼の勃起角度もアップすること間違いなしです。

アロマの匂いは、「いかにも女子=面倒くさい存在」とネガティブに作用するかも!?

 ここまで読んで、「蚊取り線香以外にも、虫除けアイテムなんぞいくらでもあるだろう」と思った人もいるでしょう。確かにその通りなのですが、蚊取り線香の「匂い」に意味があると筆者は思うのです。
夏場に筆者宅を訪れる男性たちは皆、「オンナの部屋の匂いが蚊取り線香って斬新だよなぁ」と口を揃えます。斬新さってすっごく大事!
世の男性たちは、これまで足を運んだ数々の女性宅で、アロマの匂いは嗅ぎ尽くしています。そこに、まさかの蚊取り線香臭で勝負すれば、大きなインパクトとして、相手男性の脳内に強くインプットされるでしょう。

 また、アロマを否定する気はさらさらないのですが、アロマって「女子力の象徴」みたいなイメージだと思うのですよ。
アロマの匂いを嗅ぐと、大方の男性は「ああ、いかにも女子ってカンジだな」と認識します。それがポジティブに作用する場合もありますが、ネガティブに働く場合もあるのでご用心!

 ネガティブな例としては、「いかにも女子=女子とは面倒くさい存在」と変換されること。
「一発セックスしただけでカノジョづらするのではなかろうか?」とか、「セックス中に、『私のこと好き?』だの『愛しているって言って!』だの要求されるかもしれんぞ!」とか、男性の脳内ではマイナスイメージが広がり、その影響は下半身にも及びます。チンが萎えてくるのです。
せっかく連れ込んだ男性のチンが萎えては、セックスが楽しめません。その点、蚊取り線香は女子力を一切感じさせないので、チンが萎えることはないでしょう。