私のデートはヌキ目的じゃない!

 カサの話はさておき。……非・勝負服の時に誘われると、我々はつい逆恨みをしてしまいがちです。
「オトコという生き物は、なぜ急に誘ってくるのか?せめて前日、いや当日の朝でもいい。事前にわかっていれば、巻き髪にモテワンピの完全武装ができていたのに……!」と。

 ごもっともな言い分ですが、残念ながらオトコとはそういう生き物なのです。
我々女性のように、「今週はぼちぼち生理が来る頃だから、白い服はやめておこう」などのスケジュール構築に慣れていないのです。

「明日、フーゾクに行くから今夜はオナ禁しておこう」程度のスケジュール調整は行なうかもしれませんが、その点に関しては、「私とのおデートは、ヌキ目的ではないのね」とポジティブに捉えましょう。ヌキ目的でないからこそ、突然誘ってきているのですよ。ポジティブシンキングです。

 自分は変えられますが、他者を変えることは残念ながら不可能です。ゆえに、「前もって誘ってくれるよう、オトコという生き物を育成・教育すべし!」と思ってもムダ。潔く諦めましょう。
むしろ、最初から「オトコとは、突然誘ってくる生き物なのだ」と思っていれば、だいぶ気がラクになります。

非・勝負服の勝ちパターンは“速やかなセックス”

 ここから先は具体的な話。非・勝負服の時に誘われたら、どうすべきかを考えましょう。
非・勝負服だからといって、お断りするのはもったいないです。不本意ではありますが、非・勝負服のまま趣きましょう。そして、さっさと脱ぎましょう。そう、速やかにセックスを行なうのです。

 非・勝負服のまま食事だけでバイバイだと、相手男性には非・勝負服を着用したサエない姿しか印象として残りません。
しかし、さっさとセックスすることで、相手男性には、パイオツやコーマンのほうが確実に強く印象として残るので、あなたがサエない非・勝負服を着ていたことなど忘れてしまうでしょう。これぞ、「綴れを着てもハダカは錦」です。

 男性にとっておなごの洋服なんぞ、最終的には脱がせるべきもの。そう考えると、非・勝負服の日に誘われても、堂々としていられるはずですよ。

Text/菊池美佳子