呼ばれてはホイホイ股を開いていたが…

 このまま筆者の彼氏兼指名客になるかと思いきや、Rは彼の男友達Sが熱心に指名していた女の子の親友ちゃんを指名するようになりました(この指名料の支払いもSです)。
四人が楽しそうに盛り上がる様子が、筆者には「アイツとヤッたんだけど、処女っぽかったぜ!」と言っているように感じ、辛くなった筆者は池袋のキャバクラを辞めて川越のキャバクラに移りました。おしまい。

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 ではなく! 数ヶ月後に、Rから連絡がきたのです。「久しぶりに飲もうよ」とのこと。
当時の筆者にはまだ純情っちゅーもんが残っておりましたので、スキップして出かけていきました。今の筆者には考えられない愚行でございます。
タダマンしておきながら、いけしゃあしゃあと別の女の子を指名するようなクソ野郎に呼び出されてスキップるんるんしちゃうなんて! でもまぁ、これが純情ってやつなのですよ。

 会っていきなりパコるのも情緒がないので、とりあえずビールを飲もうと提案したところ、連れて行かれたのはチェーン店の激安居酒屋! ここまでは百歩譲って良しとしましょう。会計は、二人分で5000円弱だったと記憶しています。ワリカンも、百歩譲って良しとしましょう。「えーっと、一人2500円かな」と、こちらから歩み寄りを見せたところ、なんと! 「俺、2500円ないや」と!

財布の中に2500円も入っていないのにオンナを誘ったのか?

 筆者は仕方なく多めに支払いました。で、普通だったらここで別れるのでしょうが、筆者はヤッてしまったのですよ、セックスを!1回じゃありません。その後も、彼から連絡があるたびにホイホイ出向いては股を開く筆者。
21年間、色気もへったくれもなかった筆者の人生に、新しい風を吹き込んでくれた記念すべき男性というだけでなく、セックステクニックがなかなか良かったという理由も大きかったのでしょう。