男性の方がセックスでテクニックよりも心の部分が大切

 だってやりたくなかったらおチンチンが立たないもの。
なんかさ、「男はいつでもやりたがる」みたいに思われがちだけど、そーんなにいつでもモリモリやれるのなんて、せいぜい10~20代くらいまでじゃないんだろうか。
一晩に3回もやったら、もう翌日はおとなしい子猫ちゃんだと思うよ(笑)。

 あと、整体をしていると、精力の強さもよくわかる。
それは、お尻と腰椎と骨盤の弾力で察しがつく(全員と確認することはできないので(笑))。
精力絶倫な男はこの3つの弾力がハンパないの。

 お尻はさ、トレーニングすれば筋肉の弾力をつけることができるけどさ、腰椎と骨盤って「骨」じゃない?
トレーニングのしようがないんだよね。
もちろんトレーニングや運動をしない人よりはしている人のほうがいいんだけど、それよりも生き方が関係するのよ。ウフフ。

 性犯罪のニュースなどを聞くと、性が暴走しているように感じるけど、暴走するほど精力がある男は減ってきている気がするんだよね。
だって、若くても腰がガチガチな人が多いんだもん。
SEXよりもオナニーのほうが好きそうな、残念な男子がとっても多いの。
口で「オレってすごいんだぜ」なんて言っている男も、いざフタ開けてみると「もう終わり?」なんてことも多いよね。
「精力がイマイチなヤツほど、口ではいろいろ言う」って昔整体でも習ったんだけど(こんなことも習うのだ!)、確かにそうかもって思うよ。

 きらくかんに来る女性たちからの相談も「絶倫で困る」ってよりは「相手がやってくれない」っていう悩みのほうが圧倒的に多いんだよね。
だから、いくらテクニックを養っても、そこまで至らないことが多い。
それに、男子は思っている以上にナイーブ。女の私たちは「お前ってガバガバ」って言われても、SEXができなくなったりはしないけど、男はたった一度「粗チン」って言われただけで立たなくなっちゃったりする。
つまりテクニックよりも心の部分が大切なのは、実は女よりも男のほうなんだよね。

 とすると、床上手になるために大切なのは、SEX以外の部分、つまり日常のコミュニケーションにあるんだよ。

【つづく】

Text/奥谷まゆみ

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