挿入の痛みを避けるには

挿入による膣口の痛みを避けるには、今回の質問者の方のように女性用の潤滑剤を使うのが一番です。前戯の段階から潤滑剤をたっぷり使うこと、粘度の高いものを選ぶことも大事です。それでも痛くなるのであれば、前戯の時間を長くして挿入時間を長引かせないようにすることも必要です。

もう一つ忘れてはいけないのは、挿入角度とピストン方法です。先ほどの③でもお話しした通り、体には個人差があって使い方に向き不向きがあるんです。
女性のアソコの場所に【上つき】【中つき】【下つき】があるように、男性もちんこの生え方や角度、根本部分の硬さなどが人によって違います。例えば、根本が太くて硬度もある男性が上体を起こした正常位を続けた場合、膣口の下部分への摩擦がかなり大きくなり、特に膣口の小さい女性や、膣口の下にある膜の目立つ女性にとっては負担が大きいです。潤滑剤をいくら使っても大きすぎる摩擦には耐えられません。
こういう場合は、挿入角度を変えるという意味で抱き着き正常位や立ちバックにしてみるとか、”出し入れ”の少ない騎乗位や座位にしてみるなどの工夫が必要です。相手が変われば合う体位も変わってくるので、新しいパートナーができたら、色んな体位を試してみて、痛くない体位や動きやすい体位を見つけてください。

指やバイブなどを使って自分で広げるというのも一つの解決策としてはいいと思います。どうしてもその彼のXLサイズを根本までねじ込みたいとか、長年のパートナーとして考えているのであれば。でも痛い思いをしてまでセックスしたい相手ではないなら、穴のサイズがぴったりくるお相手を探すのもいいんじゃないかなと思いますよ。

Text/Betsy