清潔で受け身な男子

AM:彼女がほしい根底には「セックスしたい」がありますもんね。それが無くなると「女友達でいいや」になってしまう。

アル: ただ、彼らも全然したくないわけじゃなくて。頑張って口説いてまで、したくないんです。だから女から誘えば「マジっすか、キャッホー!」と飛びつく。男も受け身なんですよ。
私は25才以下の男子は、女子だと思って接しています。
みんな「付き合うなら年上の彼女がいい」「同世代でも年下っぽい子はイヤ、自分がリードしなきゃいけないから」とか言うんですよ。それ女子じゃねえか!っていう。

AM: 女子ですね(笑)。

アル: みんな清潔でいい匂いがするしね。
私なんて締切前は3日ぐらい風呂入らなくても平気なんだけど、「アルさん男らしい~」「僕、絶対無理です~」とか言われる。

AM: ほんと女子ですね!(笑)

アル: だから、友達としてはいいよね。
私(38歳)の広告会社の元同期とか、いばっている男が多い。そのかわり、高い店を予約して奢ってくれる。いまだにギラギラしていて、老いてなお盛んです。

不倫&セックス大国ニッポン

AM: そういう遊び慣れた男性にリードされたい女子が多いから、不倫大国になるんですね。

アル: そうそう。酒井順子さんの『儒教と負け犬』って本に、興味深いデータが載っていました。
東京・ソウル・上海の独身女性に調査したら、不倫経験率は東京がダントツで1位だった。4割も不倫経験があって。ちなみに上海はわずか6%。しかも東京は性経験も多いんだけど、恋人がいない率もトップなんです。
で「結婚後は夫にリードしてもらいたい」という回答は、東京がダントツで1位。4割以上が「リードしてほしい」と望んでいる。
一方ソウルは72%、上海は83%が「夫とまったくの対等でいたい」と答えているんです。

AM: へー!東京が一番受け身なんですね。

アル: 受け身だから、流されて都合のいいセフレにされたり、既婚者に口説かれて不倫する女子が多いんでしょう。

AM: その理由は何なんでしょうか?

アル: 文化・歴史・社会の違いとか、いっぱいありますけど。中国は戦後、社会主義国家になって男女平等に変わったりとか。でもやっぱり、韓国や中国の女性は気が強いよね(笑)。普通にしゃべっていても「お、怒ってる?」みたいな。
日本は「大和撫子=控えめで、おしとやかな女がヨシ」とされてきたから。女大学みたいな本も売れているし。

「世界で一番優しいのは日本人女性だ」とも言われますよね。それって、男にとって都合のいい女でもあるわけで。
中国人の女の子に「不倫なんかして何の得があるの?」と真顔で聞かれたことがあって。損得勘定がないって、日本では純粋と評価されるけど、中国ではバカだと軽蔑されるから。

ズルズル不倫して婚期を逃す女子には「三国志を読め!」と言いたいです(笑)。スマホで三国志ゲームをするもヨシ。