65歳以上の女性の55%がシングル!

アル: ただ、私は無理に結婚する必要はないと思っているんで。老後の不安のために、合わない人と何十年も暮らす方が不幸だと思うし。だから女友達に「65歳以上の女性の55%がシングルなんだよ」って話をします。

AM: えっ、そんなに多いんですか?

アル: うん。現時点で55%がシングルで死別が一番多いんだけど、私たちが65歳になる頃は未婚と離婚が大幅に増えているはずだから、8割以上がシングルになっているかも。そしたらシングルの方が多数派だから、仲間だらけで寂しくないですよ。8割といえば大票田だから、国も暮らしやすいように対策するだろうし。
女友達に「大丈夫、未来のおばあさんは明るいマジョリティだ」と話すと「安心した!老後に希望がもてる!」と返ってくるので「やっぱ結婚したくないんやん」と(笑)。

AM: 漠然とした不安に悩むよりは、「自分は本当に結婚したいのか?」と考えた方がよさそうですね。

アル: 絶対そうだと思う。モヤモヤ悩んで過ごすのはもったいないよ。
たとえば「あなた10年後に死にますよ」って告知されたら、「えらいこっちゃ!」って人生を真剣に考えるじゃないですか。自分の幸せは何かって。そんな風に想像するといいと思う。それで「やっぱり結婚してパートナーが欲しい」と結論が出たら、動こうって気になるだろうし、どんなパートナーがいいか具体的に考えるだろうし。

もうひとつ<家族と同居している高齢者の方が、鬱病になる確率が高い>ってデータもみたことがあります。つまり人は孤独よりも、対人関係のストレスの方がキツいんですね。それに、ずっとシングルの女性は趣味や友達のネットワークが充実しているから、孤独になりにくい。
経済的に自立していて、人との繋がりを築けていれば、おひとり様も全然OKだと思います。

AM: 「結婚すれば安心」とは限らないですもんね。

アル: どんな状況でも不安はあるから。
うちの夫も体にガタがくるお年頃だから「夫が病気で働けなくなったら、私が養わねば」とか思うし。子持ちの人は子どもの教育や将来が不安だろうし、夫の親の介護の問題とかも出てくるし。

そういう意味では、独身の方がリスク要因は少ない。結婚すれば不安がなくなるのは錯覚だ、と考えた方がいいですよね。私は「結婚すればリスクが増えるし、背負うものも増える」と考えていたから「この人となら乗り越えていけるって男と結婚しよう」と思っていたし、そういう相手を見つけるために動いていました。

AM: アルテイシアさんは本当に現実的ですよね。

アル: キラキラしたこと言えないんですよ。「信じていれば運命の人に出会える!」とか。まあ、スピリチュアル系が響かない人のお役に立てればいいかなと(笑)。