わかってはいるけど、男のダメさに惹かれてしまう

 さて、Yさんの「このモテは期限付き。大人になってしまったらこうはいかない」というクールな恋愛観は、援交世代の女子校生を思い出させます。

 でも彼女が援交ギャルのように打算的に付き合う相手を選んでいるのかというとそうではなく、むしろ逆。
なんと初めての彼氏は“当たり屋”だったというから、驚きです。

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――当たり屋ってあの、車に飛び込んでお金脅し取る人!?

Y: そう。当たり屋でギャンブラーで借金持ちっていう三重苦。その人は、今思ってもほんとにダメでしたねえ。セックス下手だし、見た目もB-BOYみたいで全然好みじゃなかったし。

――あのー、もしかしてYさんって“だめんず”好き?

Y: うーん、そうかもしれない。「ダメさが可愛い」って思っちゃうんですよね。今の彼氏は40代後半の妻子持ちなんだけど、一緒に食事するとついおごったりしちゃうし。
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 チヤホヤして贅沢させてくれる人と、妻子持ちの彼氏。
どっちもおじさんならチヤホヤしてくれるほうがいいのでは……? 私なんかはついそう短絡的に考えてしまうんですが、そんなもんじゃないんでしょうね。

 ダメな人ほど放っておけない、手に入らないものほど惹かれてしまう。それが女の性。
若くて可愛い“恋愛勝ち組コース”の女の子もやっぱり同じなんだなと思ったら、なんだか応援したくなってしまいました。

「20歳過ぎたら、もう余生です」と言いつつも、今は付き合って半年になる彼氏に調教される時間が幸せだというYさん。これからどんなヰタ・セクスアリスを紡いでいくんでしょうか。
10年後、30代になった彼女に会って、もう一度その恋愛観を聞いてみたいところです。

 次回は、スレンダー美人なメーカー勤務・Mさん(25歳)のインタビューをお届けします。

Text/遠藤遊佐

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