11回結婚したから分かる「付き合っている彼氏がプロポーズしない」理由

Priscilla Du Preez

私は時々Twitterのフォロワー様から恋愛結婚の相談を受けます。
中でも多いのは「長く付き合っている彼氏がなかなかプロポーズしてくれない」「彼氏は本当に私と結婚する気があるのか不安になってきた」という相談です。

連載のタイトルにもなっている通り、私は11回結婚しています
結婚生活を継続するためのアドバイスはできないかもしれませんが、“結婚すること”に限定すれば人よりも多くの経験を積んでいます。

今回はよくある相談「彼氏がなかなか結婚してくれない」を掘り下げていきたいと思います。

誰もが欲しがる存在になろう

「付き合いの長い恋人がなかなか結婚してくれない」多くの場合、一方が“いつでも簡単に手に入る量販品”になってしまっています。いつでも簡単に手に入る商品を「急いで買わなきゃ!」とは思いませんし、「本当に今必要かな?」と一旦購入を見送って検討する人も多いですよね。結婚もそれと同じで、いかに相手に「特別な存在だ」と思わせるかどうかが重要です。

そのために必要なのは、ひとりで生きていける力です。
経済的に自立し、趣味を持って相手に依存せず、広い人間関係を築き同性からも異性からも好かれる人間になれば嫌でも求婚されます。

“結婚”と“ひとりで生きていく”は相反するものに思えますが、そもそも、もう後がないからと結婚を焦るような人と、この先ずっと一緒に居たいと考えるでしょうか? 恋人にプロポーズしてもらいたいから、と焦って結婚を求めたり、依存したり、プレッシャーをかけてはいけません。「結婚? したいならしてあげてもいいよ」くらいの感覚で構えた方が、求婚される確率はぐんと上がります。

とはいえ完全にひとりで生きていける“隙のない人間”になる必要はありません。結婚とは一般的に、補い支え合う関係性です。どちらかが主導権を握るのではなく、時には上手に相手に甘え、与え与えられる関係を築いていけばいいのです。

「4年間同棲している彼氏がなかなか結婚してくれない」

相談者S子さんの例を見てみましょう(※ご本人より掲載許可を得ています)。

S子さんと彼氏は同棲4年目のカップル。共に30代半ばです。彼氏は手堅い企業に勤める会社員で収入も同世代平均より少し高め。S子さんも会社員として働いていますが、職場環境があまり良いとは言えず「結婚を機に寿退社したい、早く安心させて欲しい」と考えていました。もともとは「時期を見て結婚しよう」という話から同棲に至ったそうですが、彼氏から「今はまだ早い」と言われ続け4年の月日が流れてしまったのだそうです。

「彼氏と結婚して、嫌な仕事を辞めて、養ってもらおう」……そんな“全部相手まかせ”な考えが彼氏にも伝わってしまっていたように思います。

また同棲してからは休日を彼氏と過ごすことがほとんどだそうで、新しい交友関係も広がっていないとのこと。「趣味=彼氏になっている感じでしょうか?」と尋ねると、S子さんは「そうかもしれません、完全に彼のスケジュールに合わせた生活をしてしまっています」と答えてくれました。

S子さんへの3つのアドバイス

私はS子さんに
①転職活動をすること
②人間関係を広げること
③彼氏の予定に左右されず、自分の予定を決めること
をおすすめしました。

①転職活動をすること

当初S子さんは自分に合わない職場を辞め、彼氏の稼ぎに頼って専業主婦として生きていくことを望んでいました。しかし、完全に頼り切った彼の稼ぎが断たれてしまったら、2人の生活はどうなってしまうでしょうか? 彼が怪我や病気で働けなくなってしまったら、彼の会社が倒産してしまったら……。S子さんも働いているのであればそういった状況に陥っても生活を立て直すことができるでしょうが、S子さんは主婦希望。彼はS子さんのそういった部分に不安を感じ、結婚を躊躇っているのではないかと考えました。

②交友関係を広げること

同棲をはじめて以来交友関係が広がっていないというS子さん。彼氏からすれば、交友関係が広がらない=新しい出会いがない=他の人に目移りする心配がない、ということ。「どうせS子は俺から離れられない」「S子には俺しかいない」と安心しきっており、それゆえ結婚に急ぐ必要もないのです。

③彼氏の予定に左右されず、自分の予定を決めること

S子さんは彼氏のスケジュールに合わせて自分のスケジュールを組み、休日のほとんどを彼氏と過ごしていました。きつい言い方をすれば、“彼氏の言いなり”です。S子さんにはもっと自分で物事を決めたり、自分で自分を楽しませる視野を広げてほしいと伝えました。

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