離婚すればいいってもんじゃない。“自分のための結婚生活”を謳歌する秘訣

これまでの記事を読んだ方から「日本の婚姻制度を軽んじている」「離婚をひけらかすな」「結婚に失敗した奴が偉そうに結婚を語るな」等のご意見をいただきました(肯定的なご意見もいただき嬉しく思います)。

たしかに過去の記事だけ読むと、私がホイホイ簡単に離婚する人間に見えるでしょう。しかし「嫌なことがあったら即離婚すりゃいい」ってわけでもありません。実際は円滑なコミュニケーションの努力をした上で、判断基準に沿って段階を踏み、それでも継続は難しいと判断したときにはじめて離婚という選択をとっています。

大前提は「一緒にいる時間を楽しくする」

by Nathan Dumlao

意外に思われるかもしれませんが、私は結婚生活中にあまり喧嘩をしません。過去にホステスをしていた経験から人との交渉やコミュニケーションを円滑にするポイントは押さえているつもりです。一緒に過ごす時間はできる限り有意義な時間にしたいですし、不要な喧嘩は避けるに越したことはありません。

そのためにはまず、“不満を含む疑問”は感情的に投げかけないこと。
たとえばちょっとした不満があったとき、疑問系や感情に訴える言葉を投げかけないようにします。「なんで脱いだ服を洗濯カゴに入れてくれないの?」「どうして連絡もなしに朝帰りしたの?」など。言われる側からすれば「面倒だった」「忘れた」という分かりきった答えをわざわざ問い詰められるとイライラしますし、「次から気をつけるから」という返事をするしかなくなります。すると今度は「ねえ本当に分かってる?」とまたイライラする羽目になります。

つまり、「洗濯物をカゴに入れてくれないと洗濯機を回すときに見逃してしまうから気をつけて欲しい」とか、「連絡なしに朝帰りされると事故に遭ったのかと心配になるから、朝帰りになってもいいけど連絡はしてほしい」とか、相手が起こした行動とそれによる結果を簡潔に伝えて理解を求めることにしています。こちらも課題を解決したいという前向きな気持ちで接することができ、向こうからも良い反応が得られる場合が多いです。また素直に詫びて改善してくれる可能性もグンと上がります。

つい言いがちな「私がどんな気持ちになったか分かる?」は逆効果。伝え方や言葉のチョイスを意識するだけで、不要な夫婦喧嘩は格段に減り楽しい時間が増えるのです。

「パートナーとして相応しいか」という視点

友人でも恋人でも夫婦でも、人間関係はお互いがお互いを選び続けなければ継続できません。別の感情を持った人間同士ですからどうしても許せない部分も出てくるでしょう。

嫌な言い方に聞こえるかもしれませんが、私は配偶者に対して「この人は私のパートナーとして相応しいのか」という視点を常に持って生活しています。もちろんパートナーも私に対して同様の視点を持っていると意識しています。

たとえば私の場合、約束を破ったら−1点、不貞行為は−2点、理不尽に不機嫌な態度を取られたら−3点、姑と私の諍いで姑の味方をしたら−10点、暴力−20点など……。明確なラインを設け、その基準にそって関係を続けるに相応しいかどうかを判断しています(ちなみに−20点で離婚を申し出ることにしています)。

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