ケース④:親の介護

ズーン。重い。これ考えたくないテーマだからこそ、後回しにしちゃってる人、多いんじゃないでしょうか? いやもう我々も大人ですから、想定内のシチュエーションですよ! なんなら夫や妻が結構な年上だった場合、そろそろ結婚相手にも介護が必要になってくるパターンですよ!

こういうのは、残念ながら、ある日突然、というケースが多いです。いつかくる“その日”に備えておきましょう。

揉める理由:相手が協力してくれない

うーん、これもね、前もって「どこまでできるか」を話し合ったり、役割分担をふんわりとでも決めておいたら、多少は夫婦の関係に亀裂が入ることを避けられるかも。

親のために自分が何をどこまで犠牲にできるのか(経済的なことや、趣味に割いていた時間を介護に当てられるか、など)、相手にはどこまで協力を求めるか、逆に自分は、相手の親にここまではできるけどそれ以上はできない、など、線引きをしておくのも心の準備になっていいかもしれない。

サポートを外注する場合は、それにかかる費用はどうやって捻出するのか、貯金なのか保険なのか親の私財を処分するのか、など、具体的な点を夫婦でハッキリしておきましょう。親が倒れた? うちお金ないよ? 知らんがな!ってならないように。

揉める理由:精神的なショックをケアして欲しい

親が弱る、認知症になる、というのは多くの人にとってショックなことです。
それまで自分を支えたりケアしてくれてた地盤を失う、という恐怖と寂しさを伴います。

介護しながらも心も体も消耗していったとき、パートナーからの理解があるのとないのとでは回復力が違う! お互い大変でも、介護する人に寄り添って話を聞いたりときには負担を代わってあげたり、と、精神的なサポートを。
愚痴に付き合わされてもサンドバッグになっても「必要とされてる」ってサイン!

いやー、人生って、重たいっすね。夫婦の危機をシュミレーションしたつもりだったけど、なんかもう自分の人生の仄暗さを垣間見たようにグッタリしたわ。
息子が受験に失敗して親の介護して貯金も底をついて仕事のオファーもめっきり減ったアラフィフの老け顔が一瞬鏡に映ったような気がしました。寒気。

色々とこの先つまずくかもしれないトラブルを考えてたら、ますます一人ぼっちでいるのは無理だな、って思う。
夫婦っていうのはチームですから、お互いの弱点をカバーしあって強みを生かしあって、戦っていくしか勝ち目はないんです。お互いが戦ってどうすんのよ。
「もう無理かも」って思い始めたら、早めにタイムアウトとって作戦会議するしかないですね。いややっぱ、もぐもぐタイム、大事だわ。そだねー。(これ言いたかっただけ)

Text/ティナ助

※2018年3月29日にTOFUFUで掲載しました