料理をするのが苦痛です。クックドゥすらめんどくせえ。
掃除も嫌い。ルンバにお任せ、とかのレベルまでいってない。
まずルンバが仕事できるくらい床を片付けとくことすら難しいので、一生導入できる気配もないまま、雑誌や美顔器や脱いだ服やamazonの梱包材で日々フロアがアップデートされていきます。

　クックドゥー？ ルンバァー？
大好きなtwitterをやっていると、1ヵ月に一回くらいその手のワードで界隈が炎上してるのを見かけます。
おいお前ら、結婚したんだから、ちゃんとやれよ。手ェ抜くんじゃねえよ、と。
家事も育児も仕事も、「結婚」というガラスの靴を履かせてもらった途端、いきなり全部ちゃんとやらないと叩かれる、ということをインターネットで知りました。
いやいや、クックドゥやルンバを使ったせいで「手抜き」と叩かれるなんてまだマシで、その土俵にすら上がっていない私らダラ嫁は、世間様からは完っ全に透明な存在にされちゃってる。見えてない。こんなどーしょーもない生き物が、「既婚者」として生息しているなんて認めてすらもらえない。

　ねぇ………、それって、お互い、しんどくね？
私はずっと不思議でした。結婚したら、そんなに「ちゃんと」してないとダメなのでしょうか？ ていうか、「ちゃんと」の定義を決めたのは、一体誰なんだ、と。
私たちを苦しめる、「やい、てめえは、いい嫁か？ そうでなかったらタダじゃおかねーぞ」という圧。「いい嫁」の圧。