ルックスを褒められるのが嬉しい場合

その場合というのは何かというと、ひとつが「同性にルックスを褒められる場合」で、もうひとつは「わたしの中身に好意を抱いているらしき異性に、外見“も”褒められる場合」、そしてもうひとつは「とにかくルックスがドンピシャに好みの異性に、褒められた場合」のおおよそ三つのパターンなのです。一つめ、二つめはともかく、三つめはどうなんだと自分でも呆れるのは、ようするに「ヤリたい」と思う男性から褒められるのは、悪い気がしないということ。わたしもまたルックスで発情するという意味で、まったく同じ穴の貉です。

美容室に行ったあとの夫の反応が…

というわけで先週に続いてダイエットの話に戻りますが、ちょっと痩せた後、美容室に行って夫に「髪の毛を切ったんだけど!」と報告したところ、わたしの顔をじっと見つめた後、「しない?」と誘ってきたから、あれはおそらく、わたしのルックスにムラッと来たに違いない。もう十年以上も一緒にいて、よくよく中身を知った間柄であっても、「したい」と思う発端はルックスなのだなぁと感心すると同時に、愛情と性欲は別のところにあることを深い再確認した次第です。

Text/大泉りか