「1ヶ月のクッキー代に7万も使うのか…」意見が食い違ったときの上手な収め方

どんなに仲の良い夫婦でも、時には相手に苛立ちを覚えることがあるでしょう。
今回は編集者の方から「相手にイラッとした時、意見が食い違った時、どうやって折り合いをつけていますか?」という質問を投げかけられたのですが、正直なところ私にも正解は分かりません。
しかし最近夫との意見の食い違いにおいて、夫の対応が一枚上手だなと感じた出来事があったので、まずはそれを紹介させてください。

私の感情は瞬間湯沸かし器

あまり自慢できる話ではありませんが、私の感情は瞬間湯沸かし器のようだとよく言われます。自分にとって不愉快なこと、自分の意見に反することを言われたら瞬時に反論の言葉が出てしまいますし、嫌なことをしてきた相手には必ず仕返しをしてしまいます。私は基本的に何かやり返さないとクールダウンできない性格で、それは夫婦間においても……自分で言うのもなんですがとても厄介な性格です。

苦言を呈するときの上手な伝え方

私は先日、うかいグループの洋菓子店・アトリエうかいの“フルーセック・サレ缶”というクッキーにどハマりしました。野菜の旨味がぎゅっと凝縮された塩味のクッキーで、お値段は1缶2500円。それを仕事の合間にぼりぼりぼりぼり……毎日1缶空けてしまうほどのハマりっぷりでした(本当に美味しいです!おすすめです!)。

するとそれを見た夫が「1ヶ月にクッキー代だけで7万も使うのか……」と呟いたのです。私と夫は別生計で生活しているので、私が何にいくらお金を使おうが夫の懐は一切痛まないのですが、夫は根っからの倹約家。たびたび私のエンゲル係数の高さに苦言を呈し、その度に割と大きな夫婦喧嘩に発展しています。

普段だったら「うるさいな!私のお金の使い方に文句をつけないでよ!文句があるなら離婚よ離婚!」と言い返すのですが、その日はたまたま仕事で疲れて言い返す気力もなく、「あーうん、でも脳味噌にもガソリン入れなきゃいけないからさ、喫煙者のタバコみたいなもので必要経費かも」とボソボソっと答えて話題を変えました。

すると翌朝、夫は「塩分の高いクッキーを毎日1缶だなんてごまたんの腎機能や肝機能が心配だ。もう少し自分の身体を大切にして欲しい」と言い方を変えてきたのです。おそらく夫は夫なりに考えて「クッキーに月7万はお金がもったいないから」を「身体が心配だから」と私を気遣う表現に変えたのでしょう。

普段だったら「いまさら言い換えたって遅いよ、本心は分かってる」と受け入れないのですが、運よく(悪く?)その時の私は仕事に追い込まれており、思い返せば2021年で一番心が疲弊していた時期だと言っても過言ではありません。そのため私には言い返す気力がなく、それどころか「夫の方が一枚上手だな」と感心までしてしまったのです。そして「3日で1箱程度に抑えるか、別のエネルギーチャージ方法も検討するよ」と素直に受け入れてしまいました。私としてはとても情けない話です。

でもとても良い手法だと感心したので、私も次同じような機会があったときはこの手法使おうと思いました。ただし私は翌日言い換えるのではなく、1回目からちゃんと相手を思いやっている風を装います。