つくりおきは「祭り」だ!夫婦の家事は「分担」より「統一化」を目指そう

by Hannah Busing

日常的な夫婦喧嘩の原因で上位にランクインするのは家事の分担です。

過去の結婚においては家事分担が原因で離婚したことはありませんが、同棲では家事スキルや求めるクオリティの違いが原因で関係を解消したことがあり、家事に対する価値観の一致は関係を続けていく上で本当に大切だなと身を持って経験しました。

同棲や結婚の前に相手の家事スキルを見極める

お付き合いをするにあたって「こんな人は絶対にイヤ!」という条件は誰しもが持っていると思うのですが、私の場合、過去の同棲の失敗から“料理が一切できない人”を恋愛対象外にしました。

「料理は得意じゃないから基本的に外食だよ」とか「家事全般を業者に外注してるよ」とか潤沢な資金でもって解決できる人ならまぁいいかな……と許容範囲内なのですが、実家暮らしで親に任せきりで手伝いをしないタイプや、実家を出てからは同棲を繰り返して相手に家事を押し付けてきたタイプ、これらは絶対に対象外です。

「家事が得意だよ」と自称していても、ちょっとした皿洗いやお風呂掃除だけやって他は自分がやるべきことだと認識すらしていないタイプも時々いるので、同棲前のお泊まりなどでじっくり観察して見極める必要があります。

家事に男も女も関係ない

義務教育における家庭科の授業は1993年から男女共習の必修科目。つまり2021年現在40歳以下の男女は全員、家庭科の授業を受けているということ。「男だからそういうのよく分かんない」という言い訳は通用しないのです。

私の実家や親族には主婦業の女性が居なかったので、男性もある程度の家事ができるのが当たり前という環境で育ちました。祖母や母が仕事で遅くなる日は祖父や父が“チャンチャン焼き”という北海道の郷土料理を作ってくれることが多かったです。この“チャンチャン”は“チャチャっと”という意味で、ホットプレートに千切ったキャベツ・もやし・鮭の切り身・味噌・バターを入れて加熱するだけの簡単料理です。

家庭科の授業を受けていない世代の祖父や父ですらこの程度はできたのですから、交際や結婚相手にも最低限この程度のスキルを求めたいのです(もしくはお金で解決できるだけの経済力)。

分担ルールを決めるから喧嘩が発生する

夫婦で家事の分担ルールや当番を決めているという話はよく聞きますよね。

でも「自分が当番の日を狙って残業してくるから結局私がやる羽目になる」とか「家事のクオリティに差がありすぎる」とか、大抵家事の意識が高い側が不満を抱えて爆発、喧嘩になって頓挫するイメージです(もちろん上手くやっている方々もいます)。

だから私と夫は特にルールを決めず“手の空いている方がやる” “早く帰った方がやる” “自分がやれることをやる”と、臨機応変を心がけています。

経験上、家事の苦手な人ほど分担ルールを設けたがる傾向にあります。家事が得意な人は複数の家事を同時進行したり、他のやりたいことと同時進行でやってしまったり“ついで”で家事をこなせるので、わざわざ分担を設けると「これとこれは同時にできるんだけどな」とか「分担しているせいでトータルで見ると余計に時間がかかっているな」などと煩わしさを感じる場合が多いのです。

そして分担よりも重要なのは“家事のやり方の統一化”です。
料理のやり方、掃除のやり方、洗濯のやり方など……皿洗いのやり方ひとつとってみても家庭によって様々なやり方が存在します。一通りの家事の流れややり方を夫婦間で統一しておくことで、やり方の違いやクオリティの差による喧嘩を防ぐことができるのです。

わが家では家事の分担はしていませんが、結婚前に「どうやってやるか」「どこまでやるか」の家事の統一化はしっかりと行いました。
夫は一通りの家事はできましたが私の方が家事のスキルが高かったので、流れややり方を一緒に確認しながら「ここはこうやった方が上手くいくよ」とか「これとこれを一緒にやると効率的だよ」「このメニューを作るときは同じ材料とフライパンでこれも作れるよ」など私流のやり方もいくつか覚えてもらいました。