“常識”は生きてきた環境によって形成されるもの

言い争いの場にはよく「常識的に考えて」「世間一般的には」という言葉が出てきますが、人は自分がそれまで生きてきた環境を“常識” “世間一般”として認識します。そのため“常識”という概念は人によって大きな差がある場合が多いのですが、それを理解できる人ばかりではないので「常識的に考えておかしいでしょ!」といった罵り合いに発展してしまうのです。まずは“自分の常識=相手の常識”だと思わないことが人間関係を円滑に進める第一歩です。

自分と全く同じ人間は存在しない、だから妥協点を

上では私が失敗した5つの「すれ違い」を紹介しましたが、全ての価値観が一致する相手など存在しないに等しいです。そのためお互いの妥協点を上手に見つけることが円滑な関係を築く要になってきます。

「衛生観念」を例にあげれば、以前の同棲相手は私より認識がゆるいタイプで、休日の朝から掃除洗濯に勤しむ私に「心が休まらない、神経質だな」と怒り、私にも自分と同じ衛生観念で生活することを求めてきました。それがストレスで同棲を解消したのですが、一方で今の夫は「自分はそこまで掃除しなくても平気だけど、やりたいならどんどんやって」というタイプ。手が空いていれば協力もしてくれるので、関係が破綻せずに続いています。

食や文化水準に関しても、夫婦で必ず一緒に行動したいというタイプもいれば、平気で1人行動できるタイプもいるので、たとえ価値観が合わなかったとしてもお互いの価値観に干渉しすぎなければ上手くやっていくことは可能です。

もちろんお互いの価値観が近いに越したことはないのですが、こういった妥協と価値観の擦り合わせができるタイプかどうかも重要なのです。その点を交際や同棲期間にしっかり見極めると、円満な夫婦関係を手に入れることができるのではないでしょうか。

Text/ごまたん