「すぐに会えるけれど生活は共にしない」夫婦別生計と近距離別居で結婚しました

by Nick Noel

私はこれまでの結婚で一貫して“完全夫婦別生計”の姿勢をとってきました。それに加えて、今回の結婚からは“徒歩3分の距離で別居”も導入しています。

なぜ夫婦別生計を選択するのか、その一番大きな理由は私の中で結婚が一生の選択ではないからです(詳しくはこちら)。

夫婦で一緒に生計を立てていた場合、離婚時には財産分与を行わなければなりません。私はこれまでに6人の男性と結婚していますが、6人中5人は私より低所得でした。婚姻期間中に形成した資産は基本的に“夫婦の協力によって形成されたもの”として扱われ、離婚するとなると婚姻期間中に形成した資産……分かりやすく言うと、貯金が折半になってしまいます。

財産分与の請求は法律で定められた当然の権利であると分かっているのですが、私の感情としては「私の方が稼いでいたのに、離婚時に貯金を半分持っていかれるなんてムカつく」というのが正直なところ。だから離婚時にそうやって腹を立てなくても良いように、最初から「私たちは夫婦別生計でお互い自由にやろうね」と約束を取り付けるのです(私より高所得な男性と結婚していた時も同じようにしていました)。

近距離別居のメリット

今の夫とは結婚離婚を繰り返し4度目の結婚生活中。以前は同じ家に住んでいたのですが、私たち夫婦の生活リズムはバラバラ。お互いに自分の時間を大切にしたくても、都内で生活するとなると家の広さにはある程度妥協しなければなりません。同じ家に住んでいた頃は、深夜の帰宅で玄関の開く音や、就寝中に相手の活動している気配を感じてしまったりで、お互いに落ち着いて休むことができずにいました。そのため今回の結婚から、すぐに会えるけれど生活は共にしない“徒歩3分の距離で別居”という解決策にたどり着いたのです。

逆に言えば、私たちが顔を合わせるのは「一緒に過ごしたい」という目的が一致した時です。2人でダラダラ過ごすにせよ、出かけるにせよ、毎回必ず「一緒に過ごしたい」という気持ちを持って会っているので、以前より充実した時間を過ごせるようになったと感じています。

配偶者の所得は把握してる?

私は夫の収入を把握していませんし、夫も私の収入を把握していません。

「大体このくらいかな?」程度の想像はつきますが、貯蓄額も知りませんし、お金の使い道にも興味がなく、夫婦間の取り決めといえば「犯罪・詐欺・脱税にだけは関与しないこと」といった程度。資産運用や老後の資金準備も、老後一緒にいるとは限りませんから、それぞれでやっています。

私たち夫婦の場合、所得は私の方が高いのですが浪費家タイプで、夫は堅実タイプ。おそらく夫の方が私の何倍も貯金・資産運用をしており「夫婦別生計で本当によかった〜。一緒だと一生お金貯まらないもんね」とよく笑われます。夫がこれを笑って言えるのも、夫婦別生計だからかもしれません。

しかし、食事や旅行など、2人で何かする時も別会計/割り勘というわけではありません。食事やレジャーのような数千円〜数万の出費であれば、その時の気分でどちらかが支払っています。とはいえ高いお店に行くなど出費がかさむときは、所得の高い私が払う場合が多いです。その代わりに夫は私が仕事に忙殺しているとき、嫌な顔ひとつせず無料でハウスキーパーをしてくれたり、買い物を代行してくれたりするので、それでお互い様だと思っています。

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