セレブたちの恋愛遍歴 第6回:オードリー・ヘップバーンの愛を与える人生

第六回 オードリー・ヘップバーンの愛を与える人生


grace kelly

  日本で一番人気がある海外女優といっても過言ではない、オードリー・ヘップバーン。華奢でしなやかな体つきと無邪気さとエレガンスが同居する大きな瞳が印象的で、『ローマの休日』をはじめとする多くの名作に出演しました。そんな彼女はいったいどんな恋愛を経験してきたのでしょうか?

父親との別離

 オードリーは1929年にベルギーの首都ブリュッセルで、保険会社に勤めるイギリス人の父と爵位を持つオランダ人の母との間に生まれました。
しかし彼女が5歳の頃、両親は離婚。父は右翼の政治思想に共感していたため、家族を捨てましたが、第二次世界大戦中にその思想からイギリスの刑務所に収監されてしまいます。
この後、オードリーは20数年間大好きだった父親とは音信普通となってしまいます。

 そして彼女は、10歳の頃祖父のいるオランダへ移住し、6年間アーネム・コンセルヴァトリーでバレエを習得し、15歳で美しきバレリーナへと成長します。

戦争で体験した飢えと貧困

  しかし、第二次世界大戦中、父親もいないことからオードリーたちは貧困に苦しみました。オードリーは栄養失調から黄疸のでる重体となりアムステルダムの病院へと入院します。
母親が入手したペニシリンでなんとか助かりますが、チューリップの球根で飢えをしのいでいたこともあるといい、この頃の経験がオードリーの今後の生き方に深く影響します。
 第二次世界大戦終結後、彼女は母親とロンドンに移り住みます。
移住した後は、家庭を支えるために、様々な映画や舞台の端役を務めていたそうです。それらをこなすうち、彼女に注目する人間はどんどん増えていき、映画のロケで南仏モンテカルロに行った際に、ついに大作家シドニー・ガブリエル・コレットの目に止まります。
これをきっかけに彼女はブロードウェーの喜劇『ジジ』の主演に抜擢。その後、ウィリアム・ワイラー監督の映画『ローマの休日』の主演女優オーディションにも合格し、彼女の女優人生が開かれるのです。