セレブたちの恋愛遍歴 第4回:『女優からモナコ王妃へ・・・気品ある美しさを振りまいたグレース・ケリー』

あなたはこれからどんな恋愛人生をおくりたい? セレブたちが過ごした蜜月から探るさまざまな恋のスタイルをご紹介します。

第4回:『女優からモナコ王妃へ・・・気品ある美しさを振りまいたグレース・ケリー』


grace kelly

 セクシーでかわいらしいマリリン・モンローとはまるで正反対ともいえるような、ひっそりと優雅で、気品ある美しさを持つ女優、グレース・ケリー。彼女はマリリンと同時代に活躍しました。そして、女優から“モナコ王妃”へという傍目には華やかなシンデレラストーリーで世界中を沸かせたのです。今回はそんな彼女の恋愛遍歴をご紹介いたします。

父親の態度に傷つく幼少時代

 1929年、グレースは、建築業を営みボート競技ではオリンピックで金メダルにも輝いたことのある父親とモデル出身の母親という、裕福な家庭に生まれました。3人姉妹の真ん中であるグレースは幼少時代はおとなしく、ほかの兄弟にくらべてスポーツも不得意で、決して快活な少女ではなかったそうです。そして父親はなぜか姉ばかりかわいがり、グレースのことをほめることはほとんどありませんでした。そんな父親の態度に傷つきながらも、ピアノやダンスが好きだった彼女は、後に演技に興味を持ち、女優になるという夢を抱きます。高校を卒業した後は、家族の反対を押し切ってニューヨークに移住し、アメリカ舞台芸術アカデミーへと入学します。

次々と共演者に恋するグレースの悲しき心中

 その後、グレースはモデルのアルバイトをしながら演技学校に通い続け、1949年に舞台『父』でブロードウェイデビューを果たします。舞台女優を目指していた彼女でしたが、舞台出演中にハリウッドから声がかかり、22歳の頃『Fourteen Hours』で映画デビュー。これをきっかけに彼女はスタンリー・クレイマー監督の映画『真昼の決闘』のヒロインに抜擢され、そのクール・ビューティがアルフレッド・ヒチコック監督の目にもとまり、彼のお気に入り女優として『ダイヤルMを廻せ』『裏窓』と次々に主演を務めるのです。そして、それと同時に彼女は少し異常では? と噂されるほど共演者と次々に恋におちます。ゲイリー・クーパーにレイ・ミランド、ウィリアム・ホールデン、ジャン=ピエール・オーモンなどなど。これは、父親の冷淡な態度とその癖妙に異性関係にはうるさかったことの反動といわれています。おそらく、彼女は父親が満たしてくれなかった愛の渇きを、男性たちに求めたのではないでしょうか。