ここから先は知り合い男3人の話をします。すべて実話です。

「大勢が集まる飲み会で、途中、アラフィフの黒木瞳似の女性がオレの隣に来て『こちら、いいですか?』と言うんだよ。彼女、ずっとあちらの席にいたのに、初めて動いたときに来たのがオレの隣、オレ、すっかりホレちゃったよ! そして、そこそこ会話も盛り上がったので、つい、『近々飲みませんか』と誘ったら『ぜひ』となっちゃった。うわー、オレ、幸せ!」

「セミナーの講師をしたのですが、その後の打ち上げで、『先生は真ん中へ』なんて言われ、真ん中に座りました。受講生は遠慮して私の前に座らないのですが、『じゃあ、私が先生の前に行っていいですか?』とやってきた女性がいて、急に意識してしまいました。掘りごたつ式の席だったのですが、机の下で足が当たっている感じがしました。
しかし、後で気づいたら、単にテーブルの脚と私の足が当たっていただけでした。なんだ、脈ナシか、と思ったものの、Facebookの友達申請をあちらからいただけ、ホレました」

「さまざまな業種の人が集まる勉強会に参加した後の打ち上げで、僕は少し先に出なくてはいけなくなりました。すると『私も今行かなくてはいけません、一緒に帰ってもいいですか?』という女性がいて、彼女と一緒に帰りました。歩いているときに、たまたま腕と腕が何度かぶつかってしまい、ホレました

行動で好意を示せば、男は勝手にホレる

これら3つのケースを見ても、男はとにかく「都合よく解釈しすぎ」なのです。登場する3人の女性にとっては特段深い意味はないことでしょう。しかし、「自分の隣や向かいに来た=脈があるかも? 好きだ!」「同じ時間に退席する=脈があるかも? 好きだ!」「腕や足がぶつかった=脈があるかも? 好きだ!」と男は思ってしまうのです。

だから、意図的に上記のような行動をすれば、その他大勢の女性がいる中で圧倒的にホレさせることができます。今回のお題である「一目惚れさせたい」のもっとも簡単なやり方は、

自分がその男に関心がある、と思わせる行動をする。

#metooムーブメントもありますし、昨今の男は「女性からの好意が明確にあったから自分も好きになった」という“お墨付き”をもらいたいですし、「できれば女性から誘ってもらいたい」と考えるようになる。そうした心理を突けば、案外一目惚れをさせることは可能ではないでしょうか。

男は一定の好意を得られたと感じたところで、途端に燃え盛り、あなたに密かな「惚れ」心を抱くのです。「前に来た」「隣に来た」「同じ時間に退出した」「腕が時々当たった」「Facebookの友達申請を自分からやった」程度の動きで十分です。

あとは「会が終わった後にLINEをした」「メールに『○○さんのおかげで楽しかったです。また会いたいですね』と書いた」ぐらいでも十分です。

Text/中川淳一郎