できることなら傷つきたくない。
いくら傷ついたときの対処法を知っていたところで、怖いものは怖い。
そりゃそうだ。

　だったらなおさら、自信の無さをひけらかすべきではないのです。
そんなの「わたしの弱点はここでーす！ 攻撃してくださーい！」とバラしているようなもの。
傷つきたくないくせに、自らの言葉で自分を傷つけて、コンプレックスに押しつぶされそうになってどうするんですか。
「自分はブスだ」としょっちゅう口に出していれば本当にブスになっていくし、「自分は暗い」と思い続けたら暗い気持ちからずっと抜け出せなくなってしまいます。
「わたしなんて…」から始まるセリフばかりだと、自分自身の価値はどんどん下がっていきます。

　凝り固まった主観にとり憑かれないように、自分自身に解けない呪いをかけないように、好きになるまでいかずとも「これが自分自身なんだ」とただ受け入れる。
それだけであなたの心は少しずつ晴れやかになってくるはずですから。

　幸せってね、数珠つなぎになっているんですよ。
だから、一つずつ順番にやっていけばいい。

　まずは自分自身を受け入れること。
そうすれば自分の好きな部分が増えていき、少しずつ自信がついていきます。
自信がつけば傷つく回数はだんだんと減っていき、たとえ傷ついたとしてもすぐに立ち上がれるようになっていくのです。

　傷つくことへの恐怖が薄れていけば、今はまだそんな気になれなくても、いつか「よし！ いっちょ恋愛でもしてみるか！」と力がみなぎる瞬間がきっとくるはずです。
そのときは、ぜひ“自分のため”にしてほしいと思います。

　自分で考えて、自分で行動して、たとえ失敗しても自分で決めたことだから全ての責任が取れる。
これこそ、大人の醍醐味。最高の娯楽です。

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　この連載では引き続き読者の皆さまからの恋愛相談を募集します。
最後の一歩が踏み出せない方の背中をドーン！と押すため、今にも崖から落ちそうになっている人を腕一本で引き上げるため、誰かに厳しく叱られたい方の左頬をフルスイングで打つため、わたくしポジティブゴリラは日々ゴリラらしく腕力を鍛えてお待ちしております。

Text／ものすごい愛
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