生理=女の子あるある

そんな私が生理を世間に解禁したのは、恐らく23、4の頃だった。私の心は長いこと「モテたい」の気持ちでいっぱいで、口をひらけば「モテたい」寝る前にふと「モテたい」酒を飲めば大声で「モテた〜い」そして遂に、モテたさの天井破りが起きたのだ。

「友達が欲しい」

モテたいの原点回帰だ。私は「普通にいろんな人ととっても仲良しになりたい」という5歳の感情に戻った。人と仲良しになるためにはどうしたらいいんだろう? と考えた時、動物由来のアイデア「ガンガンお腹見せる」が浮かんだ。弱みを見せることは、相手に敵じゃないことを示す行為でどうのこうのみたいなことを、動物番組で見たことを思い出したのだ。

これだ。これは人間にも応用がきくぞ。先手必勝でガンガン人にお腹見せていこうぜ〜っと息巻いたけど、「お腹見せる(物理)」は人間界ではむしろ威嚇だしう〜む参ったな……生理? あ、こういう時の生理なのでは? しかも生理の話って、その時点で女の子あるあるだから絶対盛り上がるじゃん! やばあたいは天才かよ〜〜〜

嫌なこと全部生理のせいにしよ

こんな具合で私は生理の話を友達とするようになった。してみてわかったのは、めちゃくちゃ楽しいってこと。

タイプは違えど、みんな「月経」ていう働きに何かしらの文句はあるのだ。私が一番楽しくてホッとしたのは、ある時、30代のお姉さんに「私、未だにパンツとかシーツとか汚しちゃうときあるんだけど、もっとお姉さんになれば汚さないでいられる?」と聞いた時だ。そのお姉さんはべろべろの赤ら顔で「無理無理。30超えても血まみれだよ〜全然うまくなんない」と笑っていて、私はそれを聞いてものすごくホッとした。こんなに素敵なお姉さんでも、寝具血まみれにする夜はあるのだ。あ〜めちゃくちゃ同じ人間感ある〜〜。

それともう一つ楽しかったのは、稽古で2ヶ月くらい一緒にいたお姉さんと、毎日「今日はなんかだるい」って話をしていたことだ。「生理前だからだるい〜」から始まって「生理だからだるい〜」「生理終わった反動でだるいわ〜」「排卵前でだるい」「排卵でだるい感じがする」「生理前だからだるい」(以下無限ループ)「だるい」ってことをお互いに正当化しあう共犯関係ってのはめちゃくちゃ尊いものだった。これは、行き辛い毎日をサバイブしていくのにとても便利な息抜きなので皆さんもよかったらやってみてください。

そんな楽しい生理トークライフを送っている私の今一番ハマっていることは「なんでも月のせいにする」っていう遊びで、どうやるかっていうと、なんでも月のせいにするのだ。

「あ〜今日は満月だから…月の影響が強くてキチいな…」とか「今日は月の引力がすごくてだるい」「女性はね、月に敏感だから。」とか、適当に月のせいにする。月のせいにしてみると、不思議だけど自分の中で「まぁ、月のせいなら仕方ないか。なんせ月だもんな。」って諦めがついたりするのだ。体調の悪さを自分以外に責任転換することは思っているよりも大切な感じがするので、皆さんも是非、だるい時は月のせいにしてみてください。友達が体調悪そうな時に「それ多分月だよ」と声かけするのもオススメです。

…って、私今月はPMSについて書くつもりだったのにいつの間にか月の話になってる〜〜引力エグ〜〜〜! 次回はこの続きで今度こそ、「PMS〜パニックめちゃおこシンドローム〜」について書こうと思います。

TEXT/長井短