ぶっちゃけうらやましい

私、恋人と年単位で付き合えた経験がほとんどないんです。だいたい数カ月、長くても1年ほどで愛想を尽かされてしまいます。ですから正直、愛する人と4年も一緒にいられている時点で、ミアさんが羨ましくてたまりません。

しかも…セックスしなくていいんでしょ?

何を隠そう、私は男性と安定した恋愛関係になると、性交渉にまるで興味がなくなってしまう性質なのです。
好きって言ってくれたってことは、付き合ってくれたってことは、彼は私そのものを受け入れてくれたんだ! もう女性性を駆使して攻略しようと頑張らなくていいんだ! と安心してしまうからです。
まあでも安心しきった結果、セックスレスになってフラれた経験が2回ほどあるので、全然参考にはならないんですけどね…。

セックスしていなくても恋人として一緒にいられるのは、それは彼がミアさんの人間的魅力をちゃんと理解して惹かれているからだと、今日もボロボロの女性性で戦わなければならない私は思います。
それはふたりの前に立ちふさがるどんな障壁をも超えていける幸福ではないでしょうか。

「恋人であり、親友のような存在」?
「一緒にいて居心地がいいですし、話も合います」?

…エッ? 自慢ですか? 恋愛相談の形を模したマウンティングですか? ヤダー!
と、寂しい女がかましがちな最悪な反応をグッと堪えて、今回はおしまいです。
どうぞミアさんが安らかな気持ちで、自分の心と愛する彼に向き合っていくことができますように。

この連載では、引き続き皆様からの恋愛相談をお待ちしています。
どん底で負け続けている私ができるのは、下から支えてあげること、傷ついてしまった人を慰めることだけです。それでもどこかで誰かの役に立てるなら、この上ない喜びです。
またお会いしましょう!

皆さまからの恋愛相談を募集しています

どうぞお気軽にコチラから相談をお寄せください。

Text/海坂侑

初出:2017.03.06

次回は<もう恋愛とか結婚すべてを諦めたい…捨てられる恋愛しかしたことがない23歳女性の話>です。
重い女、ヤリマン、なんか性格が合わない、身体の相性が悪すぎる。付き合っていたはずの恋人と別れることになる理由はいつもさまざまですが、振ったり振られたりの比率はそれぞれ半々ぐらいだったりするものではないでしょうか。「私はいつも捨てられる」そんな悩みを抱えるうら若い乙女はいったいどうすれば?