“自然に”彼氏ができる女性の秘密

確かに、学校や勤務先などの身近で“自然に”出会い、つぎつぎと“自然に”彼氏が出来るタイプの女性は存在する。
彼女たちを見ていると、おそらく恋愛スイッチが常時オンのままなのだろうと思う。
例えば、彼氏がいても、男友達とうっかり飲み会の帰りに手を繋いだりキスしたりしてしまうし、職場の先輩に仕事の悩みを聞いてもらってるうちに告白されたりする。
彼女たちはトキメキというものに敏感だ。これが所謂、恋愛体質と呼ばれるやつだろう。
このタイプは四六時中恋愛スイッチがオンの状態なのだ。

みなさんの身の回りにも少なからずいると思う。
彼女たちの中には合コンに行ったことがない人がざらにいる。
わざわざ合コンに赴かなくとも、日常にラブが転がっているからだろう。
そして、彼女たちは往々にして結婚も早い。羨ましい。

婚活や恋活から遠いところにいるにもかかわらず、さらりと嫁いでいく(ように端からは見える)。彼女たちのウエディングドレス姿をFacebookでスクロールしながらため息をついたのは、一度や二度じゃない。

“自然に”好きになれない人の恋の始め方

それでも、仕方がないじゃないか。
わたしは、彼女たちのように恋愛スイッチを入れっぱなしには出来ないのだ。
わたしのように、腹を決めて恋愛スイッチをオンにしなければ、まわりの男性を恋愛対象として見ることができないタイプは、男性を“自然に”好きになんてならないと思う。

そもそも、わたしは徹底的にときめかない。見た目がタイプ! と思うことや、何気ない優しさに素敵! と思うこと、気が合うかも! とテンションがあがることはあっても、いまいちトキメキというものがよくわからない。
交際前に知れるお互いの姿なんて、たかが知れているのだから仕方ないと思う。
付き合っていくうちに徐々にお互いを深く知っていき、恋心を育み、テンションを加速させ、トキメキを重ねていけばいい。

そういえば学生の頃は、わたしも学校で出会った男性と交際していた。
一見“自然に”付き合い始めたようにみえるが、実際は違う。恋人が欲しい! 彼氏を絶対につくる! と心に決めた当時のわたしは、学校で知り合った男の子と二人で出掛ける機会を作り、色んな男性とデートをして、未来の恋人を必死に探した。
相手を知ろうと努力をし、共に時間を過ごすことで「この人いいかも?」と思うポイントを積み重ねた。
その試行錯誤の結果、付き合えたのだ。